午後の悪天候が見込めたので、午前中にスタート。
その10分前。
ランニング中の相棒である「walkman」の中の曲を変更。
PCの中に保存してあるアーティストの中から、
今日選んだのは、走行用にアップテンポの曲々。
走りながら頭に浮かぶのは、“数々の遍歴”。
もちろん、女性ではなく、音楽ね。
死別当初は、音楽の「お」の字すら全くない生活が続いた。
通勤途中の車中でも、ほとんど音楽をかけたりラジオのスイッチを入れることがなたっか。
当時は本当に辛かったなぁ~~。
その辛さがどれほど苦しかったかや肉体的にもかなりの負荷がかかっていたかを忘れることはない。
でも今は、積極的には思い出したりしたいと思わくなった。
「好きだった音楽がない生活」の中で聴き始めたのは、
やっぱり歌詞のないゆっくりした曲でリハビリ(死別3年目位?)。
その後、ハードなものも聴けるようになった(死別6年目位?)。
そんな記憶がぼんやり思い出される死別11年目。
折り返し地点までの上り坂を越え、
300mの平坦なダッシュコースをフラフラになりながら、
『あぁ~、10年前に死別しても、今じゃこんなアップテンポな曲聴きながらお気楽に走れるんだなぁ~』
なんて思いながら走れる(最後は歩く)ようになった。
あの時は、あの曲を聴いていたい。
そういえばあのアーティストが好きだったなぁ。
落ち込むと、あのアルバムを聴いた。
「・・・走馬灯のように」 って、こういうことなんだと、
今までお世話になった曲やアーティストが頭の中を駆け巡る。
音楽を聴きながら走るようになって、
ランニングの時間を短く感じる。
今日、分かったことだが、
私の耳の穴のは、右と左で形が違う(笑)。
右の耳だけイヤホンがしっくり入らない。
長く走っていると、右側が先に取れてしまう。
人間の体は、左右非対称なんだと感じた。