イオンモール広島祇園で、孫達と一緒に「ひろしま神楽フェス」の神楽を観て来ました。
なんと、無料!!
広島県の神楽は、地域の特色ごとに五つの分類に編成されると言われている。
広島市内や廿日市方面の「安芸十二神祇󠄀」、芸北、安芸太田方面の「芸北神楽」
江田島等の島しょ方面の「芸予諸島の神楽」、福山方面を中心とした
「備後神楽」、安芸高田、三次、比婆方面の「比婆荒神神楽」の五地域だ。
その五地域に、それぞれの団が結成されており、広島県内ではおよそ200の団が存在する。
本日の上演は「芸北神楽」地域で、広島県山県郡北広島町の八幡神社を氏神社とする
『上本地神楽団』で、百数十年の歴史を持ち、脈々と伝統を絶やさずに演じ続けている
古豪神楽団だ。
午後16時からの最終演目で演じられたのは、お馴染みの八岐の大蛇ではなく、「大蛇退治」??
あれあれと観ていたら、なるほどね・・独自のアドリブを利かせて笑わす事この上ない。
娘を大蛇に捧げる老夫婦が、悲しみいっぱいの筈が、コント調で観衆の笑いを誘う。
しかし、いざ八岐大蛇が出現し、神子との大立ち回りでは伝統の技を発揮する。
その後、退治した筈の大蛇の一匹が逃げ出して来て、客席の椅子にちゃっかり座り込んで
観衆の人気を独り占め、舞台で演じている神楽よりも客席の方が大盛り上がりの状態。
伝統は重んじながら、全く新しい感覚の神楽の上演は見事の一言に尽きる。
いや、コロナ禍により長い間ふさぎこんでいた県民も、久しぶりに湧いた事だろう。
私も、しっかり笑わせてもらいました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます