大事な、S2Rの修理が完了しました。
駆動系の修理は、ミッションから出ているシャフトの交換をしたら、
他のドゥカティに買い換えた方が安いくらい、お金がかかると予測していたので
是が非でも、他の修理方法を希望していました。
ハーレーダビットソン福岡の、貴重なドゥカティのメカニックS氏は、
今回のトラブルが再発しないように、コストのかかるシャフト交換以外の方法を検討しました。
その結果、自作のパーツを開発設計して、取り付けました。
シャフトの真ん中の、実際には使われていないネジ穴を利用して上からかぶせて、
フロントのスプロケットが奥にも手前にも絶対に移動しない仕様にしていただきました。
もう、レースのプライベートチームの優秀なメカニックが
メーカーの弱い設計をカバーしているのに近い、感動を味わっていました。
ありがとうございます!!本当にすばらしい。
取り付けた自作パーツで、ノーマルのフロントスプロケットカバーが取り付け不可能に。
でも、付けていない方がかっこいいかも?
私の判断で(と言うか、経済的な事情で)、
前後のスプロケット、チェーンは交換しませんでした。
クラッチも直りました。
クラッチのホースがノーマルと違ってクランクケースに
くっついてしまっているのも戻してもらった。
クラッチのトラブルは、思っていたよりも重症で、レバー側のピストンが
逝ってしまっており、通常はアッシー交換でそれだけで30,000円かかるところを、
アッシーの中の必要部品だけを取り出して交換して安く済ませてくれました。
修理の合計費用は、諭吉さん3人でおつりがきました。
今回の修理に関係ない箇所もいくつか、自分の知りえない事実を教えてもらいました。
東京出張のお土産のクッキーを持っていたが、はっきり言って
それが恥ずかしくなるくらい完璧なメカニックS氏の対応でした。
自分が客の立場で、自分の想定外の事をしてもらうと感動すると言うことを
実感できた嬉しい体験でした。