電波法第60条には、下記の事が書かれている。
「無線局には正確な時計・・略・・を備え付けておかなくてはならない。ただし・略・」
一般的に今正確な時計の代表格は 「電波時計」 だと思うが、建物内では季節・時間等
よって長波を拾いにくい場合が多く、我が家にも腕時計を含め10個以上有る電波時計
は、かなりの率で秒単位に差異が出て、どれを信じて良いのか迷う事が多い現状です。
(上下の写真の時計は別々に撮っていますので、撮影秒が違います)
電波時計の「再受信ボタン等」を押しても直ぐには受信・較正されず、場合によって
は受信できない為、そのままでいる事も多々あります。
ビル内用の電波時計波レピーター(下記)等々もある様ですが、皆様は電波時計の
長波室内受信対策はどうされていますか?
https://www.jecafair.jp/online2021/assets/298_pdf_05.pdf
そんな事は「ネットでNICT(情報通信研究機構)の時間を見れば解決!」と即答する
方も有るでしょうが、これとて「GPS時計」と並べたら僅かに(1秒以内)差異が有り、
どれが「真に正確な秒」なのか判りません!
下の写真は合成等でなく、並べて同時に撮影したものです。
もしかしたら、通信環境や表示速度(処理速度)の違いからなのかも?
FT8等のデジタル通信をやらない当方にはそんな正確な秒は必要なのですが「秒表示」
まで有れば、それがピッタリ合っていないとなんだか気持ちがスッキリしません。Hi
一つ言えるのは「電波時計同士」とか「GPS時計同士」等の同一種類の時計で比較
した場合には殆ど差異が出ませんが、仕組みの違う物では僅かですが違いが出ます。
また、屋内での「GPS信号受信対策」は、周波数基準機器用に屋上に設置したアン
テナで受信し、5D-FBでGPS周波数基準器脇まで引いた後4分配し3装置に入れていま
すが、残りの1端子からケーブル延長してジャンクから外した GPSパッチアンテナ部
に繋ぎ、無線機付近で再輻射しています。
下の写真で無線機の上に吊り下げた「丸いアルミの再輻射用アンテナ」は、GPS受信
用アンテナのパッチアンテナ部(アンプ無し)だけを再利用です。
GPS信号受信はGPSアンテナ内で増幅されていても、スペアナで僅かに見える程度で
再輻射波レベルはスペアナ等での測定では測定出来ない程の弱いレベルです。
また、上層部が全国組織の某機関では、GPSアンテナ設置工事について
「GPSアンテナは必ずマストの南側に設置する事。支給した給電線は設置工事
の際にケーブ長は絶対変えない事」
等々の指示もある様で、何か秒にも影響する可能性があるのだろうか?
秒は気にしなければそれまでなのですが、、、