JA1OTPのブログ

アマチュア無線再開しました

2016 関東UHFコンテストを振り返って

2016-02-24 20:42:44 | コンテスト
今まで様々なコンテストに参加してきましたが、やりっ放しではもったいないですので、2月11日に開催された関東UHFコンテストを振り返ってみようと思います。

北関東の山の上から430MHz 電信部門に参加した場合の一例としてお読みいただけば幸いです。

運用場所は赤城山中腹の標高約1400mの場所で、東京都心からはおよそ100km離れています。

山岳眺望ソフト、カシミールで作成した運用場所からの眺望図です。(眺望図をクリックすると、拡大されます)



ご覧のように、関東平野が広く見渡せます。
そして、大票田の東京23区は、広い範囲が見通し範囲となります。
また、横浜や三浦半島の一部も見えます。

ただ、東京西部と神奈川県西部は見通しにならず、ロケーション的に厳しい部分がありました。

続いて、都県ごとの交信局数をまとめてみました。



やはり、大票田の東京23区の交信局数が一番多くなりました。
また、埼玉県内の市も群馬県に近い分、それなりに拾えたと思っております。

そして、横浜(ランドマークタワー)や横須賀市の大楠山が見える事もあり、横浜や川崎の区も思っていたよりできているように感じました。

それにしても、北関東の15、16県はかなり少ないです。
潜在的な局数の少なさもあると思いますが、その中でも、電信をする局はさらに少ないのだと感じました。



獲得マルチをみましても、南関東が圧倒的に多いです。

以上の事から、関東UHFコンテストは次のような傾向があるものと考えられます。

・東京都心を含め、南関東の参加局が圧倒的に多い。

・移動するなら、多少標高が低くても、大票田に近く、南関東が広く見渡せる場所が有利になる。

・同様に、平地の移動でも、南関東の大票田のど真ん中に行くのがよさそうだ。

・北関東の山の上から参加する場合(都心から距離がある場合)は、ややローブの広い八木アンテナを都心方面に向けておけば、そこそこできそうだ。

バンドの特性からみても、大票田に近い場所が有利になりそうですね。

今回運用してみたところ、6mとはだいぶ電波の飛び方が違い、見通し範囲には良く届きますが、見通し範囲外は6mと比べて、交信可能範囲がだいぶ狭く感じました。

過去数年の結果をみましても、上位入賞局の大半が南関東から参加された方です。

北関東からは入賞を狙うには難しいものがありますが、南関東の局を相手にどれだけスコアを伸ばせるのか、という点に力を注いで参加するのも、面白いものがありそうですね。