今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

土曜の朝はウォーキング…

2011-12-03 19:13:31 | ブログ

年末になり毎週のように忘年会の予定が入りました。(嬉しい限り…?)

昨夜も恒例となった郊外の料亭での宴会。

そこで場所が近いこともあり自家用車を会社に置いて出席しました。

翌朝、おかげで夜明け間近の通勤路を散策(?)することができました。

およそ5.5kmの道程…前々から気になっていた土手沿いを歩きながら『坊ちゃん』の一節

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"温泉の町を振り返ると、赤い灯が、月の光の中にかがやいている。太鼓が鳴るのは遊廓に相違ない。川の流れは浅いけれども早いから、神経質の水のようにやたらに光る。ぶらぶら土手の上をあるきながら、約三丁も来たと思ったら、向うに人影<が見え出した。月に透かしてみると影は二つある。温泉へ来て村へ帰る若い衆かも知れない。それにしては唄もうたわない。存外静かだ。

だんだん歩いて行くと、おれの方が早足だと見えて、二つの影法師が、次第に大きくなる。一人は女らしい。おれの足音を聞きつけて、十間ぐらいの距離に逼った時、男がたちまち振り向いた。月は後からさしている。その時おれは男の様子を見て、はてなと思った。

男と女はまた元の通りにあるき出した。おれは考えがあるから、急に全速力で追っ懸けた。先方は何の気もつかずに最初の通り、ゆるゆる歩を移している。今は話し声も手に取るように聞える。土手の幅は六尺ぐらいだから、並んで行けば三人がようやくだ。おれは苦もなく後ろから追い付いて、男の袖を擦抜けざま、二足前へ出した踵をぐるりと返して男の顔を覗き込んだ。月は正面からおれの五分刈の頭から顋の辺りまで、会釈もなく照す。男はあっと小声に云ったが、急に横を向いて、もう帰ろうと女を促がすが早いか、温泉の町の方へ引き返した。

赤シャツは図太くて胡魔化すつもりか、気が弱くて名乗り損なったのかしら。ところが狭くて困ってるのは、おればかりではなかった。"

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残念ながら、薄曇りの早朝から堤防歩くカップルなんている筈もなくサッサと会社に向かって足を進めながら、マタゾロ良からぬ思考が脳を廻ります…

『後輩の店で部品を調達して自転車を修理しようかな…でも多分買わされるんだろうな?』

『いや…買っちゃうだろうな、オレの性格からして分不相応なヤツヲ』

『そして怒られるンヨネ…やっぱ止めとこ。オレにはゴルフがアゼルバイジャン…』

ということで詰らぬ駄洒落と共に会社到着、約1時間の散歩でした(あぁ辛ど-シンドと読みます)


ワタシが報道番組を嫌う訳

2011-12-03 14:37:37 | ブログ

"日本テレビが11月30日夜に放送した歌番組「日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2011」で、出演した歌手の平井堅さんと3人組グループ「いきものがかり」の登場場面は収録映像だったにも関わらず、生中継のように放送していたことが1日、分かった。" -産経新聞 12月1日付け-

ムスメのお気に入りアイドルが進行役を務めていた番組での出来事ということで残念…

ところで仕事取引先の営業から電話を貰いました。

"ご相談があります…若年者就労促進事業に取り組む企業ということで番組取材を受けて貰えませんか?"

…もちろん丁重にお断りさせていただきました。

どちらかと言えば(いや、今後も含めていえば絶対に)人気の無い職業といえる自動車整備工…国内自動車マーケットは成熟化から停滞、そして衰退期に入っています。そして保有台数は減少傾向にありそれに伴って整備需要も少なくなっていくのは摂理です。

反面、ここ最近の自動車技術はますます電子化が進み、昔みたいにスパナとドライバーそして経験則だけでは太刀打ちできなのも現実です。

手先の器用さだけでなく、制御システムについての基礎学習から故障探究への応用など数学や物理系の知識も多少必要となってきました。そのような中、将来自動車整備士を目指そうとする若者が少なくなってくるのは当たり前の話なのでしょうか?

そこで予備的に就業経験を積んで、その後正社員として雇用することは双方にメリットがあることと思いますが…TV取材は嫌です。

そもそも報道メディアそのものに不信感を抱いているワタシです。

TVにせよ新聞にせよ事実を正確に伝えることが一番大事な筈なのに、司会やコメンテーターの主観や意見が面白おかしく取り上げられ視聴率や購読を増やそうとする施策が見え見えなのが気に食わないからです。

特にTVなぞは製作者がピュアな情報を恣意的に編集した番組を一方的に送り、無防備な視聴者は何の思考も無くその情報を事実として受け入れてしまうのが耐えられないのです。

『そんなに厭なら視なければいい…』

そう…だから視ないのです。

福島原発事故でどんどん出てくる新事実…あの状況で私たちにとって唯一の情報源であった報道番組ですが結局はその役目を十分に果すことができたのでしょうか?

行政や東電に対してまるで「私たちは国民の代弁者だ」みたいな批判や非難を繰り返し、ガードを固めさせ結局は真実は明かされないままに首相は交代し放射能は放出され続けました。

これが真実かどうかは疑問ですが、否定も出来ません。

だけどフィクションは大好きですよ…特にお笑いは大好き。バカバカしいけど本気で笑わせようとしている彼らのまじめな芸を素直に受け入れる純真さを失いたくありません。

また年末にはガキ使あるのかなぁ…笑う門には福来るよ!