"ハイカラ野郎のペテン師の香具師のモモンガーの岡っ引きの、わんわんなけば犬も同様な奴だ…"
1916年(大正5年)12月9日夏目漱石は49歳でその生涯を終えました。
冒頭は1906年(明治39年)漱石39歳のときの作品「坊ちゃん」で江戸っ子で喧嘩っ早い新米教師坊ちゃんお気に入りの捨てゼリフです。
英文学を学ぶために渡ったロンドンと日本のギャップに心神を痛め「漱石狂せり…」と評されましたが、その中で元気のイイ主人公は漱石自身の憧れだったのかも?
「草枕」では"画人の余"が温泉地で出会った"この世でもっともうつくしい女"を創造し、「こゝろ」では"先生"が自分の隠された過去から解放されるまでを描いています。
また「吾輩は猫である」で自ら"珍野先生"として登場しパロディを披露しています。
まあ既にご存知の皆さんも多いとは存じましたが、漱石ファンとしてその命日に捧げるアンソロジーです。
ところでアンソロジーといえば先日の記事にもしましたがジョン・レノンのコンピレーションアルバム"アンソロジー"1998年11月に発売されました…そう忘れもしない(いや忘れてはいけない!!)ワタシの優しい嫁さんからのクリスマスプレゼントでした。
"Our life together (僕らの人生は一緒で)
Is so precious together (とても大切なもの)
We have grown… (僕らが育ててきた…)
Although our love is still supecial (僕らの愛はまだ特別だけど)
Let`s take a chance (チャンスを掴んで)
And fly away somewhere alone (自分たちだけでどこかに飛び立とう)"