今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

ワタシカラノ贈る言葉

2013-04-12 19:13:48 | ブログ

「将来なにになりたいか?」

そういえば小学生のワタシが憧れていたのは『見知らぬ地』『遠い外国』

友人たちと世界地図を広げて国旗や首都を当てるクイズを出し合って遊んだことを思い出す。

それはやがて絵葉書や記念切手、ペナント収集に発展して行く。 特に憧れたのが外国の使用済み絵葉書… 小さな白いキャンバスに描かれた青いインクの不思議な模様を小学生の私には読み解くことはできない。

少し陽焼けした葉書に鼻を近づけると微かに無機質なスレンブルーの香りがする。そしてこの作者像を想い描く。

少し冷ややかな風が吹き抜けていくような白い肌に優しく落ち着いた茶色の瞳、そして少し赤毛のロングヘアーの少女・・・しかし見た目とは裏腹に好奇心が旺盛で何事にも前向きな性格の持ち主。

ところで先日テレビ番組でバナナ世代だのキウイ世代だの芸能人が騒いでいたが、どうやらワタシハその隙間にいるようだ。

バナナ世代の芸能人が感動した映画はプリンセス・アンを演じたヘップバーンの代表作。しかし初公開されたのは1956年ということでワタシの生まれる前のこと・・・ベスパが流行したのも松田優作の探偵物語からと思っていた。

キウイ世代は不良士官候補生と町工場で働く娘と鬼教官の感動ストーリーを選んだ。しかしこれも1982年公開ということで、すでに社会人となったワタシハ仕事に夢中で残念ながらマッタク縁がなかった。

やがて野暮ったい野郎どもと、そして酒とタバコの臭いにインクの香りは消されてしまったが、昔々にファンレターのお返しを貰った記憶がテレビを観ていて思い出した。

新1年生の諸君へ
どうか幼いころの夢を忘れずにいて欲しい。
それは大きく変わることもあるだろうが「いつかは点に繋がる」と彼の偉人が残した言葉。