最近の移動運用では、アイコムのIC-706MK2GMをよく使用しています。
アナログならではの聞きやすい音や、コンパクトな筐体にHFから430MHzまで詰まっていることなど、とても気に入っているリグです。
しかし、そのコンパクトさ故、放熱がイマイチで、いちおう内部にファンが付いているのですが、すぐにリグが熱くなってきます。
冬場の移動ではそうでもなかったのですが、最近は、電信で10分も運用すると、もう素手で触れないほど「ちんちこちん(※)」になります。
熱は半導体には大敵で、いまや貴重なアナログ機を長持ちさせるべく、外部ファンで強制冷却をすることにしました。
ジャンク箱にあったDC12Vファンの中で、一番コンパクトなものを探し出し、安定化電源のDC12Vを加えてみると、すごい勢いと音を出して回りだしました。
放熱板の冷却には過大性能なので、これまたジャンク箱にあった適当な値のセメント抵抗をかませてみたところ、いい感じで回るようになったので、採用を決定し、ファンのケースにボンドで貼り付けました。
さて、このファンの電源をどこからとるか。
移動では、お古のカーバッテリーを使っているので、その端子から取るのが簡単です。
しかし、バッテリー端子にリグ用とファン用のワニ口を付けるのスマートではありません。
ということで、リグからファン用の電源を取り出すことにしました。
取説を読むと、アクセサリーソケットにDC12V1Aが出ているようです。
ICOMの固定機に大抵付属品としてついてくるACC用ピンプラグ、いままで一度も活用したことがなく、我が家には未開封の袋が10セットくらいありますが、活用する時がやっと来ました。
配線にあたり注意する点は、
・線が超細いので、ハンダ付け後に引きちぎれないようにする
・グランド(GND)の線色が 黒ではなく「赤」
なことです。
接続してみました。
ビニルテープをしっかり巻いて、補強しました。
試運転をしたところ、リグの電源スイッチONで 無事 ファンが回転し始めました。
回転数も、早過ぎず、遅すぎず、で いい感じです。
うまく行ったので早く実践で試したくてしかたなくなり、夕方 西尾市まで移動してきました。
こんな感じで、リグの後にチョンと置いてみただけですが、効果抜群で、CWで30分運用しても、ほんのり暖かくなる程度でした。
これで夏の移動も安心して運用できそうです。
※ちんちこちん・・・ 名古屋弁で すごい熱いさま をあらわす
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