若いころは車を替えたらまず無線機とアンテナを取り付けるのがお約束でしたが、ここ何年か(十年以上)は、面倒臭くて付けていませんでした。
そのため移動運用時は、その都度、家からリグやバッテリーなどの機材を運び出し、現地でリグを並べて配線し電源を接続、、、を繰り返していました。
しかし前回の移動で、小物を忘れたり、設営に手間取ってバンドのオープンを逃したり、と色々なトラブルがあり、このたび重い腰をあげ、車に無線機を常設することにしました。
無線機を常設するとなると電源をどうするか、という問題が発生します。 ・・・よね?
走行中のモービル運用なら車載バッテリーから取ればいいのですが、移動地でエンジンを切っての運用がメインの私の場合、パイルに浮かれて気が付いたらバッテリーが上がっていたというトラブルが予想されます。
そこで思い切って、無線機専用のサブバッテリーを搭載することにしました。
となれば、移動地まで車を走らせている間も充電したくなるのは自然な流れというものです。
メインとサブ、それぞれのバッテリーを走行中に充電するためには走行充電器(アイソレーター)と呼ばれるものを取り付けます。
これは、充電はメイン、サブの両方を同時に行い、、サブバッテリーを使う(放電)時はメインバッテリーを電気的に切り離す(アイソレートする)ようになっています。
ただ、大昔、某社のアイソレーターを使ったことがあるのですが、充電電圧が低くてほとんどサブバッテリーに充電されず、市販のこの手の商品は信用しておりませんでした。
#中身を見ましたが、メインバッテリーへの逆流を防ぐための大型のダイオードが入っているだけでした。
そしてそのダイオードにより電圧降下があり十分な充電電圧がかからないようです
しかし、最近読んだキャンピングカー雑誌で、「昇圧機能付き」のアイソレーターが売られていることを知りました。
要は、無線機用としても使われる電圧アップバーター内蔵のアイソレーターです。
昇圧機能付きは結構いいお値段がするのですが、今回、採用したのはその中でもお値打ちと思われる ニューエラーというメーカーの SBC-004 という製品です。 (Made in JAPAN というのもポイント高いです。)
早速、取り付けます。
まず、サブバッテリーをどこに置くか、ですが、最初はホームセンターに売っているコンテナBOXにバッテリーを入れて、そのカゴの側面にアイソレーターを取り付けてラゲッジスペースに置こうと考えていました。
しかし、作業のため荷室を片付けていたら、床の下にバッテリーがすっぽり入りそうな大きな収納スペースがあることに気が付きました。
いまの車に変えて1年半くらいですが、手前の小さい収納スペースしか使っておらず奥にもあることをすっかり忘れていました。
深さも結構あり、手持ちのバッテリーを入れてみるとサブバッテリーの為に有るかの如くピッタリサイズでした。\( 'ω')/
迷わず、ここに入れることにします。
アイソレーターは、収納スペースの断面形にカットしたボードに取り付けました。
このボードは、収納スペースのセパレーターの役目も兼ねており、残り半分のスペースには、移動用のIC-706MK2GMをセットしました。
HF/144・430のデュープレクサー CF-706 もカッコよく?、ボードに取り付けました。
床ボードを閉じれば、これまで通りラゲッジスペースが使用できます。
配線が完了したので動作を確認します。
アイソレーターOFF時(バッテリー単体、満充電)の電圧は、13.24Vでした。
アイソレーターをONすると、昇圧回路が働いて、14.50Vで充電が始まります。
希望通りの動作です。
保護回路等も充実しており、安心して使用できそうです。
作業中、蒸し暑くて熱中症になりそうでしたので、今日の作業はここまでにしました。
次回は、操作パネルとアンテナ基台の取付です。 【次回に続きます】
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