先日、初使用したカーボンロッドアンテナの続編です。
巷でお勧めの JINKING の カーボンロッド釣竿ですが、黒と赤の2種類があります。
前回は黒を使用しましたが、今回は赤を使って違いを調べてみました。
黒と赤の違いは単に塗装色だけでなく、黒は一番太い部分の上部半分が無塗装(カーボンむき出し)ですが、赤は全体に塗装がしてあります。
黒を使用した時には、塗装がされていない部分を目玉クリップ(大)で挟んでいました。
赤の場合はカーボンむき出しの部分が無く、塗装の上からそのまま挟むとどうなるかを実験しました。
単純にクリップで挟んだだけで、竿にはなんの細工もしていません。
結果は、7MHz~28MHzまで、なんの問題も無く ICOM AH-4 + MAT-50 1枚でチューニングが取れました。
挟む場所を色々変えてみましたが、どこを挟んでもちゃんとチューニングが取れました。
塗装された車体とマグネットアースの関係と同様、クリップと竿に電気的な導通がなくても問題無いようです。
いちおう、アルミテープも持参して来ましたが、出る幕はありませんでした。
となると、黒竿の場合も、カーボンむき出しの部分を挟まなくても良いのでは?と思い、試してみました。
結果は、やはり問題なくチューニングがとれました。
あくまでも私の場合ですが、赤、黒、どちらでも色の違いは無く、クリップで挟む場所も一番下段部の好きな場所で良い、という結果になりました。
次に、前回の宿題であった2点について調べてみました。
◆1つめは、3.5MHzでチューニングが安定しないという件です。
そこで、今回はMAT-50 を2枚用意してテストしました。
(1枚はホワイトのカッティングシートでお化粧したもの、もう1枚はすっぴんのものです)
しかし、これについては、期待したほどの違いがありませんでした。
1枚のときでもチューニングが取れる時は取れる、2枚でも取れないときは取れない。。。
よって、これに関しては、再追試が必要のようです。
ただ、今日はなぜか調子よくチューニングが取れたので、3.5MHzで6局程交信しました。
6局とも、599で強力に入感しておりました。
◆2つ目は、前回の運用中になにか焦げ臭い匂いがしてきた、という件です。
これは、今回のテスト中に偶然、原因がわかりました。
3.5MHzの運用を終え、竿を片付けていた際に、竿のお尻のキャップ部分がほんのり暖かいことに気が付いたのです。
底キャップの部分をよく見ると、なんと焦げて真っ茶になっていました。
金属の部分だけでなく、カーボンの部分も黒く焦げており、匂いの元はここでした。
前回、竿を調べたときは先端の方に気を取られていてまったく気が付きませんでしたが、まさか根本が焦げていたとは。(^^ゞ
しかし、通常の運用で、こんな焼け焦げ状態になるようでは危険極まりません。
原因を調べてみると、竿を差し込んでいる水道パイプで作ったホルダーの構造に問題があることがわかりました。
ホルダーの部分はこんな感じで、ルーフキャリアに水道パイプが固定してあります。
竿を水道パイプに挿したとき、竿が下に抜けない様にタッピングビスが打ってあるのですが、このビスとパイプをルーフキャリアに固定するブラケットが接触しており、間接的にアースに落ちていました。
そのため、カーボンロッド竿と底キャップの間で放電が起こっていたようです。
ということで、その場で抜け落ち防止の構造を変更してみようと思いましたが、日が暮れてしまったので、この続きはまた次回としました。
夕焼けが綺麗でしたので、パチリ。
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