サイクル25のピークが『前倒し』で『今年かも』と、にわかに盛り上がっています。天文学の専門家にも『聞いてみた』とのことで、そうなるのかも知れません。しかし、事実は『2026~2027年ごろ』に『はっきりする』でしょう。そんなことよりも、とにもかくにも『BIG OPEN』に期待したいもので、前回の『サイクル24』のときの『一番飛ぶ、ポピュラーなモードはCW』でした。これが、FT8/FT4に『大きく移行している』のです。サイクルピークにデジタルモードでの運用が満杯になるのは、今のサイクル25が『初めて』といえます。前回のサイクル24でのJT65は『運用者が少ない状態』でした。従って、どんな伝搬が見つかったのか、残念ながらデータが少ないのが実情です。多くの方が、サイクル25のBIG OPENにDigitalモードで『体験』を積み、来る『サイクルボトム期』にも『楽しめるアマチュア無線』であってほしいと願っています。
【写真:今は全長2.5m『ハリガネ・アンテナ』でも、六大陸飛んでいます】
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◆サイクルピークだけが、アマチュア無線ではありません。
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サイクルピークを『好景気』と見立ててみましょう。
好景気で立地条件などに誤りがなければ、
勢いで『起業』しても『けっこうな割合で成功する』でしょう。
正念場は『景気後退期』や『不景気』になったときにこそ、
経営手腕が問われます。
こういう考え方で、Digitalモードに取り組んでみてはいかがでしょうか。
・サイクルピーク期:好景気
・サイクルボトム期:景気後退、不景気
私自身、サイクルボトム期の中でDigitalモードを始めました。
SNも『0~50』くらいの時期でしたが、
グレーラインを狙って、ハイバンドでもEUとも交信ができました。
また、冬場の『SNがほぼ0』のときでもSAやAFと交信ができ、
サイクルボトム期にDXが叶うなんて!と仰天しました。
それだけ、DXは身近になったと実感しています。
カムバック組のOMには冷や水を浴びせるようですが、
OMが若かりし頃のサイクルピークの常識は、
『CW全盛時代の昔話ですよ』と言いたくなります。
FT8が登場して、従来は1.9MHzの昼間の伝搬はD層が吸収してNG、が常識でした。
ところが、実際には『あらたな(気づかなかった)伝搬が見つかった』とか、
いろんな事例が報告されています。
2019年の冬に発売されたCQ-hamradio誌のDX欄を見ていますが、
サイクルボトム期にも、FT8を使用したハイバンドでのDXがレポートされています。
PhoneのEsとは違うのだ!という認識を持った方が『選択肢が広がっていい』と思います。
アマチュア無線は『娯楽』ですから、
過去の教養も上手く活かして『知見を広める』のも、
選択肢が広がり『切れるパイが増える』のです。
どんな分野でも『選択肢がないのが一番、不自由』なのです。
カーボン釣り竿&ATUも結構ですが、
ハイバンドが好調な時期に、わざわざ『非同調のエレメント』に、
ATUで『無理やり、同調を取る』というのも『おかしな話』に聞こえます。
28MHzだと、1/4波長でも『たった2.5m』で済みます。
すでにGNDが取れている状態であれば、
そのGNDを活用して、きちんと同調が取れたアンテナを使用し、
雨天などで、目的周波数のVSWRが上がったときなどの『補正』で、
ATUやMTUを『RIGの保護』を兼ねて装着してみてはどうでしょう。
サイクルピークでたくさんのデータを取り、サイクルボトム期に備える。
サイクルピークだけDXをやるってのは、
お正月やお祭りに出店する『的屋(てきや=露店)』みたいなもんです。
そんな短期的視点では、楽しいのも一時のものです。
来るサイクルボトム期には・・・。
多くのDigitalモード運用者が、新たな伝搬を見つけるチャンスです。
あるいは、挫折した?CWの練習を『今からやっておく』と、
7MHzで『国内交信』も楽しめます。
例え、国内交信の『5NN BK』でも『最初は、ハードルが高い』です。
お正月の『NYP』でも『意外と、取れないものだな』と実感するはずです。
苦手なものを避けるのも『手』ですが、
アマチュア無線など『娯楽』ですから、
切れるパイを増やすのは『得策』だと、私は考えます。
私の知人で、公営住宅の1Fに住んでいるアマチュアがいます。
アマチュア無線をするには『絶望的なロケ』です。
それでも『空が見えていたらどうにかなる』と、
DXCC入り(100エンティティ超え)を達成しました。
経験を語るのも結構ですが、当時に得た『引き出し』を上手に使ってほしいと思います。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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