通常国会閉会に当たり安倍首相の記者会見が行われた。
消費税増税を認めるわけではないがそれを前提に政策を作ったはず。
アベノミクスもバズーカもその路線上のはず。
彼らが消費税を「社会保障の財源」だ、などと言っても事実として社会保障が低下している。
この現状を見て信用できないのは明白。
であっても、その財源が入らなくなったらどういう言い訳をするつもりか。
前回の延期時に「再延期は絶対ない」と断言。
そのことに対して納得のいく説明は必要であろう。
通常国会閉会に当たり安倍首相の記者会見が行われた。
消費税増税を認めるわけではないがそれを前提に政策を作ったはず。
アベノミクスもバズーカもその路線上のはず。
彼らが消費税を「社会保障の財源」だ、などと言っても事実として社会保障が低下している。
この現状を見て信用できないのは明白。
であっても、その財源が入らなくなったらどういう言い訳をするつもりか。
前回の延期時に「再延期は絶対ない」と断言。
そのことに対して納得のいく説明は必要であろう。
NHK放送。
経済はさっぱりわからない。
この時期にこういう番組が放送されることに現在の世界が抱える問題の奥深さが垣間見える。
アダム・スミス。18世紀の経済学者。
学校で名前だけ聞いて記憶にある。
彼が著した「国富論」。
社会科の教科書に出てくるだけで内容にまで踏み込んだわけではない。
番組でそれぞれの立場で現代の資本主義経済のあり方について持論を展開。
理解できる部分とそうでない部分。
後段にウィキペディアからの引用を載せた。
これだけではさっぱり分からない。
チェコの経済学者の言葉。
一般的に「国富論」だけが取り上げられがちだが、「道徳感情論」と合わせて論考しなければ
片足立ちの状態と同じで安定性に欠く、と。
スミス以前の低賃金論に反対して、その成員の圧倒的多数が貧しい社会が隆盛で幸福であろうはずはないとして高賃金論を展開した。
次の四つの原則を示した。
『道徳情操論』によれば、人間は他者の視線を意識し、他者に「同感(sympathy)」を感じたり、他者から「同感」を得られるように行動する。この「同感」という感情を基にし、人は具体的な誰かの視線ではなく、「公平な観察者(impartial spectator)」の視線を意識するようになる。
「公平な観察者」の視線から見て問題がないよう人々は行動し、他者の行動の適宜性を判断することにより、社会がある種の秩序としてまとまっていることが述べられる。このように社会は「同感」を基にして成り立っているため、社会は「慈善(beneficence)」をはじめとした相互の愛情がなくとも成り立ちうると論じた。
また、富裕な人々は、大地が全住民に平等に分配されていた場合とほぼ同一の生活必需品の分配を、「見えざる手」に導かれて行なうということも述べている。
いずれにせよ、18世紀の経済学者が21世紀の経済に思いが及ぶわけはないのである。
アダム・スミスは間違っている。
当時、製造業はなかった。
唯一、東インド会社という貿易商社があったに過ぎない。
その後の産業革命を経て現代の資本主義経済にたどり着いた。
資本主義が死滅するか?
この命題には「ノー」と結論付けている。
だが「欲望」がある限り「ルールの変更」が必要とも。
現代、資本主義経済がこの先どういう形になるか不透明であることはその通りであろう。
ヨーロッパでもアメリカでも日本でも国内の経済格差は増大を増している。
大きな市場と目された中国も国内の格差に目を向け始めた。
それまで驚異的な成長を遂げて来たが減速も一気に早まった。
このダメージは世界経済を混迷の中に引きずり込んでいる。
巨大なブラックホール化しかねない。
インドネシアが救世主であるかのように登場してきたが、世界のリーダーは躊躇っている。
中国がそうであったようにインドネシアの成長をもろ手を挙げて歓迎できないジレンマ。
水が高き所から低きに流れるように資本主義もそういう運命に逆らうことはできないのでは。
新たな経済の枠組みがやがて誕生する。
その時を待つしかないのでは。
もう一度番組を見てみたい。理解できるまで。
雑感。