ゑびす丸 大漁小言

陸前高田の釣り士、ゑびす丸の船頭ブログです。

虹の都

2018-12-03 | 日記


どうです! 見事な虹ですね~
低いんですが、間近に感じます。
強風警報が10時には出るであろうと思われた12月1っ発目の土曜日。


不本意ながら練炭を導入。
ガキの頃には練炭炬燵で太もも裏に大やけどを負ったり、自炊温泉場で一酸化中毒寸前になったりと
いい思い出が無い練炭ですが、致し方ありませんな。



吹いてきた頃には、上がるタイミングを逃したんですけど、まあまあな釣果でしょう。
この日はオラだけだったんで、日曜に備えて残そうかと思いつつ、いいか~的な、、、
9時から10時半までは風強すぎて動けません。
仕方なしに、練炭にあたりながら、座ったまま竿振ってると、何となく掛かってきます。

まったく、脇ノ沢のマコは生存競争意識が無いから、牡蠣上げシーズンど真ん中の今は何となくでも喰ってきやがる。
しかし、強風で船が煽られ、イカダにぶつかりながらの竿振りだと、小突き方と鉛の動き方には修練できますね。
ま、狙って練習してんじゃないからどうでもいちゃ~どうでもいんですけど。
底を外さない鉛の動かし方なんて、無風だと当たり前すぎてね~なんの習得にもならない。
ま、かと言って習得したところで、温い生活してる脇ノ沢マコには大した影響ないんだよな~

目指すのは小さいマコを意識的に外して、デカマコを狙う技術!
あんのか? そんなのね、、、

で、Gカップと地元建設業者上がりの百姓(モミ持ってきてくれました、あざ~す)が来た日曜。


惜しい1センチ足りないか~
計った時は50あったんだがな~

横幅25センチのデカマコは、当然のごとく船頭が掛けます。

土曜と同じイカダに陣取り、土曜のポイントを探ってイカダごと船を動かします。
これはですね~カキいかだは水深8mですから風、潮あっても大体のゴミは真下に沈むんすよネ。
しかしながら、細かいゴミは上潮や風に漂い流されるんでズレるわけですな~
しかも、イカダは重いんで風の影響でアンカー中心に5m以上動いてしまいます。
なんで、油喰うんですがイカダを押したり引いたりしてポイントを見つけるわけです。

ここで重要なのはアンカーから伸びてる黒球の位置です。
みさなん私が釣りながら、キョロキョロしてんの分かってますよね~
それは、皆さんの顔や仕草見てんじゃないすよ~
百姓の顔なんぞ見たって何の徳もないんすからね。

でなくて、黒球の位置を見てるんです。
黒球の位置とイカダのずれ具合をいつも気にしてるんです。
竿沢山出して寄せるか? 居た場所に仕掛け落とすか?
船頭の腕の見せ所です。

ま、何となく釣る船頭にたまらずGカップが ”大人しくしてなさい”と、、、
昼過ぎには南が入って大きくずれたイカダの上で、軽業師のように動き廻って釣る船頭。
イカダに乗ったら? と誘うんですが、落ちたら嫌だと動かないGカップ!

落ちたところで、イカダの間でチャプチャプするくらいなんだからさ~
ポイントは自分で見つけろ!!!

そこまでは船を操ってあげますから。