ゑびす丸 大漁小言

陸前高田の釣り士、ゑびす丸の船頭ブログです。

極める2

2019-01-22 | 日記
さ~て、極めるですがね~

20日の沖釣り堀の目論見なんすけど、新品の試釣でしたんすよ~
イカダは10m、ホタテロープは25m、釣り堀は35mと深度が違う。

スーパーメタルトップの性能とは一体何ぞや?
ヒザ神がホレ込むその性能とは?


ダイワ 極鋭ゲームセンサー レッドチューン
ドラフト1位ですな~

よもや手に入るとは思ってもいませんでしたね~
お気づきの方はいるでしょうが、ヤホーで大枚積んで落としました。
これ、2月に出品してたら、根室で社長に落としてもたっらんだけどな。
間に合わなかったね。


このダイワ特有のメタルトップ。

RD(リーディング)もメタルトップだけれども、その部位がRT(レッドチューン)のほうが若干長い。
で、RDは先々週の気温零下5度、船上体感温度その倍の極寒の中だと、カタログ通りに曲がったまま!
え、この穂先曲がったまま戻らんぞ~状態。
この日零下2度、9時過ぎにはお日様も出て無風の目論見通りとなったんでRTの具合を楽しんだと言う訳です。

さすがに、いいですね~
イカダ周りやホタテロープでは竿自体の軽さ(71g)よりも、竿先の軽さ感が抜群です。
沖釣り堀だと、う~ん と言うか ? と言うか、まあ、慣れの問題でしょうけれども。
なんせ、沖に行かない性分なんで、、、

自分の釣り方である、下針り喰わせの感覚が敏感に掴める、、、みたいな感じがね。
ホントか? 高い竿っつうそのものに受け売りされてんじゃねえのか?

と、別な自分が言ってるようでもあるんですけどもね。
でも、イカダで小突いてて、グ~っと重くなった感じ、何か引っかかる感じは、元帥やバイオとはまた違う。

ま、釣行初回。傷一つない新品ですから~大事に大事にしますよ~
オ、オレね、マルイカ竿っすよ! デカブタBUFF野郎釣るために生まれたんじゃないすよ~旦那さん!!!
って、悲鳴上げてましたからね。

極限までそぎ落とした各部位は、製造年限なんぞ意にしない人しか使えない竿。
極限状態の中で、その望まれた性能を完璧に遂行する竿。

やっぱ、その謳い文句に酔ってるだけすかね~


極める

2019-01-22 | 日記
父ちゃん! 壁 って何のことよ?
高1の娘が漢文の宿題であろう、熟語について聞いてきた。

壁??? あれだ、祖父ちゃんは左官屋だったんだ~壁塗ってたんだよ。
とババが、いらんボケをかましてくる。 

テキストを見れば 藺相如の和氏の壁 つまり、完璧の逸話だ。
お前そりゃ カベ じゃなくて ヘキ だ! パーフェクトのことだよ!

壁を全うする。
極限状態の中で使命を遂行する。望まれたその性能をいかんなく発揮する。

今も昔も学校の先生は教科書のその部分しか切り取って教えない。
その熟語が生まれた時代背景、国の政治経済状態、個々人の性質と才覚等々、、、
それらが混然と混じりあった時代や文化をを語らずして、熟語の意味は噛みしめられない。
答えを引き出すには、そこまで踏み込んで教えなければならない。

滔々と語ろうとする最中、既に娘は ウザ~ 的な顔つき。
やれやれ、喰って寝るだけのボケ老人と、テストの回答しか必要としない娘。
端から知らん顔の嫁、、、我が家には、何かを極めようとする姿勢が無い。
嘆かわしい家族だな~



2019年が開幕しました。
プロ野球は自主トレの最中、ドラ1どもがメディアを賑わしてますが、脇ノ沢のマコはどうですか!
ヒザ神、ナメタ釣りしてる場合じゃないでしょう?

いつも通り、ヤル気ナッシングのまま8時に出港した20日。
潮止まりは8時半。微風ながらも曇りの穏やかな広田湾。
ホタテロープで3枚ほど上げた後、目論みあって沖の釣り堀に直行。

網起こしした気配が濃厚。30号鉛で小突くと手のひらヒガレが飛んでくる。
3本針から天秤のみに仕掛け替えして、沈殿してたロープに絡まる。
も~~~くっそ~  手で引っ張る途中でラインがバシッと切れやがった!
およそ35m分が藻屑と消え去る。
再度投入すると、ラインが途中で終わる。

まあ、100mしか巻いてないし、何度か地球釣ってるから結構損耗してたんだろな。
で、替えリールからライン経ないでたら、手元不如意で残ったラインが落ちていきやがった!
くっそ~~~ 

落ち込んだまま、、、というか、自分に腹立てながら11時にめぼしいイカダに縋る。
朝の風向きと違うずれ具合から、イカダを押しながら小突いてると、ガリっと~~
来ました! 50のブタ野郎が!
替えリールが悲鳴を上げてるんで、ドラグゆるゆるにして親指で適せん抑え込みながら~
慎重に慎重に上げれば、でっぷりとした BUFF野郎。

BIG(デカい)UGLY(ひどい)FUCKIN(クソったれ)FISH

ムッフッフッフ! やったぜ~ 
次期や今と、すかさず再投入すれば~~~



またもや、新品をキリキリ舞いさせるBUFF野郎!


若干の厭戦気分を引き摺りながらも、極寒をものともせず、潮動きの時間と風向きを考察し、油喰うけどイカダを動かし
半年使ってないリールの状態と、新品の悲鳴に近い曲がりをいなしながら~~~

11時の潮動きならわざわざ8時に出なくてもいいでしょう。
しかし、朝一のカキ上げのイカダの場所や、風向きや上げ具合を見とかないと目星は付けられない。
寒くても、面倒でも、トラブルあっても、結果船を出さなければ答えは出ない。

完璧。
極めるとは、いやいやどうして、やっぱガッツでしょう!