ゑびす丸 大漁小言

陸前高田の釣り士、ゑびす丸の船頭ブログです。

ったく釣れね~~し

2023-11-01 | 日記


ステラ!  ステラ!! 22ステラ!!!
んな特別に欲しくもなかったんだけどさ~~~
ゑびす丸が安モン持つわけにはいかんでしょう。
要求しましたよ!




こんにちは。
今年もスズキさん一家がやってきた。
ダンナさん、ステラ持ったそうじゃないスカ~~?
何? 見せろってか? 



仕方ないね~~~
スコーピオンにアイマサスケからの~~~22ステラC3000XGだ。
う~ん、やっぱ、ワーシャとジャークソニックが必要だな。
そうか?? 揃ったところでさっぱり喰わねぇじゃな~~か。



パラパラと釣れた6月。



小雨をついて一路、北海道はえりも町へ。
息子の嫁のご実家へ、妻と共にご挨拶。
つうか、なんで、お前も来るん?
北の女抱けねぇじゃねぇかよ!



つうか、なんでお前と同じ部屋?
フェリーでナンパ出来ねぇじゃねぇかよ!

最近のフェリーは揺れないし、中も快適だ。
高田から八戸まで3時間半、フェリーの待ち時間と乗り時間で8時間掛かって苫小牧へ。
そこから3時間半かけての、えりも町。






何も無かった、、、
誰も居なかった、、、
ただ、風が吹いていた、、、
神は何故に、ここへ住めと仰ったんだろうか、、、

同じ時間掛かっての八戸から盛岡の末娘んとこに。
フェリーで6時間たっぷり寝てるから、疲れることもない。



末娘は満を持しての、さんさデビュー!
東北の短いが故の夏だからこそ、あらん限りの生命感でもって演じる、さんさ踊り。
すばらしい祭りだ。
ささやかな感動を覚えつつ、さぁ、毎日に帰ろうか。






孫ができた。
齢、59にして初孫だ。
可愛いな、、、が、都会暮らしするから我が家の毎日には何の変化もない。
孫よ、遠い空から見守ってるぞ。




タチも今年はバカバカ釣れない。
暑い! 熱すぎる海。
水温は34度。
風呂か!!

たった2週間で抱卵した牡蠣が船底にびっしりと張り付く。
こんなの今まで経験したこたぁ無い。
堤防際にはベラやチョウチョウウオの熱帯魚が泳いでいる。
今まで見たことが無い。
真蛸が盛んに獲れてる。
魚が寄る訳が無い。
一体、どうなってんだ???





町民運動会の時期はバンバン釣れてる頃だから、役員と言えど尻が落ち着かなかったのに。
今年は余裕あり過ぎてさ。
魚いねだもん。








4年ぶりの大祭も、バカバガ釣れてる頃なのに、今年は余裕あり過ぎて。
曳舟海上渡御では、警戒船に乗って海上監視。
も、前日の朝からモッキリ呑んでパヤパヤしての操船。
海上を見渡すと、松原沖に不審な釣り船が一艘竿を垂らしてやがる。
50馬力にフルパワーをくれてやり、マックスで寄せ波を浴びせながら寄り付く。

コォラ~! ここで何しとるんなら~~! さっさと退かんかい!
誰に許可得て釣ってるんなら~~! 爆弾積んどるんかテメ~~! 

陸に上がると見てた人全員に、警戒船の船頭を警戒しなきゃならんと言われた。
案の定月曜日には役場の水産課から小言を言われた。
どうやら、ヨットハーバーに係船してる連中で、チクったんだろう。



大祭の次の日は、市民マラソンの手伝いへ強制参加。
会場について車から降りた途端に、ヴぇ~~~っと。
どんだけ飲んだんですか??
察しろ、、、



この夏、どんだけ海に出た?
どんだけ竿振った?
どんだけ精進した?

全ては、この、キレイな手が物語っている、、、

















そろそろ再開しますか

2023-11-01 | 日記


アザス!
全く釣れないんで、ブログ面倒いんで書いてませんでした。
すんませんでした~~~~!
野球部なら、ボコボコにされてる。

5月連休以降は全く釣れません。
ま、そこそこは上がるんですが、ブログ乗っけるような釣りではないんすよ、、、
ヒザは、釣れるじゃないですか~~って、毎週来てましたけど、、、7月までは。

クマ出没!!!
脇ノ沢の船曳き場に、大型の月の輪が出没。
のっしのっしと我が物顔で歩いてましたね~
住民としてはハイコーキの釘打ちガンか、消防で使うアックス(斧)で立ち向かうとこなんですが
警戒???に来ていた警察に止められる。

行かないでください! そっとしといてください!!  近寄らないで!!!
ってお前よ、そっとしとけは無いべよ。
なら、お前の鉄砲撃てや! お前警察だろうが!! お前は住民を守るのが至上だろうが!!!

何もしねんだぞ、、、
警察ってのは、まあまあ恥知らずだな。
津波ん時から知ってるけども、住民のためにならん組織だ。
鳥獣保護法? 動物愛護法?? 愛護団体による熊擁護論???

ってさ、熊だぞ。
すんませ~~ん、チョットお庭横切らせてもらっていいスカ?
なれば、喰いモン恵んでいただければ幸いなんですが?
なんて聞いてこね~べよな。

クマ騒ぎの後は、、、何も釣れね~~広田湾。
6月には地元の居酒屋主催のカレイ釣り大会。
頼まれて船出したが、雨降ってくるし、乗ってきたのはド素人百姓だし、、、
どうでもよかった。



父ちゃん! セイジん家が燃えてる!!
何を~~~~
初夏に向かう日曜夕方の静寂を破っての近所の火事。
行って見りゃ、若いモン家の2階が盛大に燃えてる。
この家の長女を津波の時に引き上げてやった。
この家の祖母ちゃんと次女の遺体を、瓦礫の下から引きずり出してやった。
バカ野郎が!  二度と泣かせてやるもんか!!

未だ2階が落ち切らないうちに飛び込んで、子供らのランドセルやら制服やら
目に付く範囲で必要と思われるものを運び出す。

危ないですから出てきてください!
またぞろ、役に立たない警察が、いい加減な風で叫んでる。
うるせ~~~! 引っ込んでろ!
こっちは30年も消防やってたんだ! お前の生まれる前から火に飛び込んでんだ!

1階に隣接する掛下げの小屋のドアを開けて、灯油タンクを掻き出す。
危ないです! もう1階に火が回ってますから~~~
うるせ~~~~!
と言いつつも、2階は既に落ちて、目の前でバンバンとスプレー缶やらガラスやらがはじけ飛んでる。
それを掻い潜って台所に達して、ガス給湯機のコックを締め、勝手口を蹴破る。
裏口のガスボンベはほぼ満タンで重いが、何とかのクソ力で畑の中に引きずり出す。

やっとポンプと本署が来て消火作業が始まり、団員でないのに指揮し、2時間後に鎮圧。
団長と署長に、もう退団してんだから無茶しないでください、と諭される。
仰る通りだが、目の前で伸ばしてる手を放すわけには如何のです。
引き波で流されるハルを引きあげた時の、あの脅えた眼を忘れられんのです。
二度とあんな眼はさせないかなら、、、と、言ったのに

津波で1階が浸かり、修理してからの、、、全焼。
気の毒で言葉もないが、しっかりしろ!! と若いモンに気合を入れる。
優しい言葉何ぞ、俺には似合わない。
俺が当事者でも、優しい言葉何ぞは掛けてもらいたくない。

しっかりしろ! お前の役目はまだ終わってない!
ギッチリと目を見開いて、この後の人生を生きろ!
大丈夫だ、ハルも無事だし、何よりお前は生きてるじゃないか!
かけがえのないものは、残ったじゃないか!
壊れた物は必ず治る、新しくなるんだ。


互いに煤だらけ、泥だらけ、びしょ濡れになって、泣いてる若いモンを優しく抱きしめてやった、、、