ゑびす丸 大漁小言

陸前高田の釣り士、ゑびす丸の船頭ブログです。

極上の地

2022-05-12 | 日記


沈まないで帰ってきました。
まずは、この海と空に黙祷、、、
根室のホテルでも、キャンセルが相次いだそうな。
直接には関係ないんだけども、人の心理として遠慮するんだろう。

海とケンカするには、覚悟とビビりが必要だ。
この雲を見てどう思う?
船回してれば、こんな雲見たらビビんなきゃおかしいよな。
それは決して、自身の命根性が汚い訳じゃない。
あの津波と追っかけっこしたんだ、そこは既にオラの中では決まっている。
何の手立てもせずに、後ろ向きで倒れるのが、我慢ならんからだ。
やること、やったんか?



今年は行きも帰りも下請けじゃなく、通常便でフライト。
豚丼はやっぱり旨かった。



カラスガレイのエンガワと、真イカの山わさび握り。
こんな絶品、この辺じゃ食せないよな。
旨いぜ~~~!
腹いっぱい喰ったら、次の日のお昼はお腹が緩い。
こんな最北端の地にも、ヒグマの圧が、、、



これは本物のヒグマだ。
いや、かの人が偽物ってことではない。
空を曇らせ、強風を抑え込み、大潮の魚さえ追い払うという点では、かの人のほうが本物だ。

クライアントの社長の趣味は、車と観賞魚と河川釣。
河川て言ったってな、道東の最奥の河川だから、ほぼ手つかずの湿地帯だぞ。
毎週30センチ生育する草と、風になぎ倒された木々をかき分け、かき分け、、、

凄絶な釣りだ。
6月ともなれば草は人の丈を超すそうだし、それで手指や顔が血だらけになるらしい。
本州のそれとは3倍デカイ蚊に刺されると痛いんだってさ。
しかも、常にヒグマの殺気を感じながらだそうだ。
鉈、鈴、笛、音響銃を常に携行!
考えられないね~~~
オラもせめて、竹弓くらい用意すんべか?

翻ってさ、なんて温い釣りしてんだべね、オラたちはさ。
かの地では、釣り人はこんな釣りをしているんだぞ。
これでもか! ってくらいに求めてる。

オラたちは何だい!
釣れるとこに連れてけ、、、
そこでさえ釣り上げらんね~べよなぁ
楽して釣るか?
楽しく釣るか?
考えな! 皆さん!

それとな!
言い忘れるから言っとくが、ライフジャケットとフローティングベストは違うぞ。
船では、国交省認定桜A! の、ライフジャケット! でないとダメだから!
よく内陸の人がベスト着てくるんだけど、それはクソだからね。
ポケット一杯ついた、船頭にいわせりゃダサイのな。

知床の事故で、更に厳命されるから気を付けてください。
ライフジャケットの桜Aですよ。
釣り船搭載のオレンジジャケットがダサイと思うなら、お高くてもメーカー品を買いなさい。




イトウにサクラマス。
国内の三大怪魚はイトウ、アカメ、琵琶湖ナマズなそうな。
サクラマスはこの辺でもジグ落としてやるけど、このサクラは地物だって。
川を下らないで、奥の奥で世代交代を繰り返している個体だそうだ。
綺麗だよね。
海に下ったサクラに比べるとウロコのササクレないし、何つってもほんのりとしたホッペの桜色さ。
ホッペた赤くした、田舎っぺ丸出しだな。

真に極上の地だ!
人工が加えられてない、何世紀もの手つかずの地。
水は低いほうに流れる、自然の法則そのままの地。
来年は標津でクロガシラ釣りに挑もう!



ラパラのルアー。
フィンランドのこの会社のルアーは、世界中の垂涎の的らしい。
まあ、こっちでもそろそろアイマのサスケは買い占めが始まるな。



って、こんなにデカイんかい!
コレクションやん、、、



オラのコレクションに加わった、ウォーターランドのジャークソニック。
かの村田基先生のルアーだ。
これ198で根室で買ったんだけど、メルカリで2500円だぞ?
転売いい加減にせえやな!

かく言う我が家も女房や娘が虎視眈々と狙っているからな~~~
隠しておこう。

今年の仕事映えの成果は何が欲しい?
社長! ごっちゃんです。
が、ヒザやソウシとも語ったんだが、欲しい竿が無い。
これだ!!!  って竿が出回ってない。
リールも同じ。
バイオやスティーレが、ネット見ても全く無い。
スティーレPGは在庫切れだし、期待してねんだがバイオマルイカもさ、、、
アドミラ100Hは興味あんだけど、ドラグが3Kじゃ心もと無いし、、、

華鰈幻160?
ヒザ曰く、ありゃぁダサオですよ!
ソウシなんてソウシのくせに、がまはもう要らないっすヨ!
ならいっそ誰も着てないスーツとかいんじゃない?



これは隠さなくともいいだろう。
何せ、女子達はVARIVASとDAIWAの区別もつかんだろうさ。
って思ってたら女房が、SHIMANOのスーツ洗っておいたよ、、、と。
ったく、敵も勝るものだ。











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