まずは画像のラジオ局の説明。
ブラウザで radio uniton と入力。
そうすると radio union ではありませんかと
出るが無視すると Юнитон-радио нашего города
と言うのが一番上に出てくる。
それが「ラジオ・ユニトン」と言うロシアのFM局のホーム
ページだ。
ページの右上に”ONLINE”と言うところがあるのでそ
こを開くとプレーヤーが現れ聞くことが出来る。
当然全部ロシア語で曲もロシアンポップスがほとんどである
が、色んな局の中でこれが一番聞きやすい。
とりあえず聞きながらでも読んでもらえたらありがたい。
私がラジオ・ユニトンから何かもらえるわけではないけれど。
よく、「ロシア語は気持ち悪い」と言う人がいるけれど、私
は少なくともそうは思わない。
基本、ヨーロッパ言語であって、これイタリア語だよ、と言
ったらかなりの確立で騙されるだろう。
問題は、他のヨーロッパ諸国がローマ字であるのに対してロ
シア語は書くだけでも大変なキリル文字であることか。
書くだけでも大変どころか読むことすら難解であるから意味
が分からない。
でも実はそれほどヒアリングに関しては難しくないかもしれ
ない。
例えば「ミュージック」はドイツ語で「ムジク」ロシア語だ
と「ムジカ」だし「カフェ」も「コフェ」だ。
だけれどもそういう単語以外に文法がとてつもなくややこし
い。
これは日本語でもそうだけれど朝昼晩で挨拶が違うし文法も
英語や日本語とも違う。
なのでもうそれこそ住み込まない限り完璧なロシア語のマス
ターは無理であろう。
語学学校で習う外国語がほとんど役に立たないのと一緒だ。
まあ、言葉も好きだが大雑把で親切で探究心が強い(からと
言って皆が器用なわけではない)ロシアの人々や、食べ物も
素敵な町並みやデロデロの汚い道路も大好きである。
ロシア旅行は結構面倒くさい。
ビザが要るので手続きが面倒だけれどこれは旅行代理店がや
ってくれる。
問題なのは、宿が決まっていないと入国できずいわゆる「飛
び込み」で宿に泊まる旅行が出来ないことだ。
と言うことは最初から「どこに泊まる」が決まるので好きな
ように歩き回れないことである。
VOR(現スプートニク)がまだ短波放送をやっていたとき
に手紙を書いたら放送で読んでくだすった。
確か手紙には「モスクワに行ってみたい、大好きなプーチン
大統領、もう少しでいいから旅行の手続きを簡単にしてくだ
さい」みたいなこと書いたはずだ。
一ヵ月後位にクリスマスカードとともに手紙(手書き)が届
いた。
日本語放送課からだから書いてくだすったのも読んでくだす
ったのも日本から行っている日本人であるけれど、手紙には
「夢を持てば必ずかないます、いつかお越しくださるのをお
待ちいたしております」的な事が書かれていて大変感激した
ことがある。
確かに観光旅行なら旅行代理店がコーディネイトしてくれる
からそれに従っていけば簡単であろうけれど、私が行きたい
のはいわゆる「フリー」の旅なのでなかなか難しい。
出来ないことはないはずだがかなり難しい。
私のロシアの友達が、少しでも英語なり日本語なり出来れば
「招待客」としてかなり自由に動けるのだがいかんせんグー
グル翻訳が唯一の架け橋なのでまだ少しきつい。
昔々に慰安旅行でグアム島へ行ったときも裏通りのコンビニ
やホームセンターばかりで遊んでいて殆ど観光なんかしなか
った覚えがある(食事すらホテルで食べなかった)
確かに「危険」と言われているところもあるけれど、夜の夜
中によほど危険そうなところへ行かない限り平気であった。
日本の治安が良すぎるのだから、危険から自分の身を守るの
は海外へ行ったら自分ですることなのは当たり前だ。
おかげでグアム島では地元の人しか来ないコンビニの当然日
本語なんか喋れない店員の黒人の女の子と仲良くなって(な
にしろ朝昼晩飯を買いに来るのだから)色々教えてもらった。
言葉が分からなくとも何とか意思疎通は出来るんだなと思っ
たのである。
但しこれには「身振り手振り」が必要で、電話じゃ無理なの
は当然のことだ。
ロシアへ旅行へ行っても多分文字も読めなければ言葉もさっ
ぱり分からず空港から出るだけでゆうに半日はかかりそうな
のは目に見えている。
多分飛行機から降りてゲートをくぐり荷物を手にするまでは
何とかなるだろう。
問題はそこから先はすべて未知の世界であるということで、
腹が痛くなっても助けすら呼べず(転がっていれば人は集ま
って介抱してくれようとするだろうが)困ることになるだろ
うしタクシーにすら乗れない。
ましてや市電やトロリーバスなんて乗ったらそれこそどこへ
行ってしまうか分からない。
とにかく言葉のハードルが高すぎるのだ。
カタコトなりとも言っていることの分かるアメリカなら一人
で旅する自信はある。
しかしまず「読めず・話せず」では手も足も出ない。
現地ガイドを頼もうにもそもそもそのガイドとどうやって落
ち合うのかと言うところから始まる。
一番簡単なのはこちらからロシア語の分かる人間を連れて行
くことだ。
もっとも簡単なのは日本のロシア雑貨店の人と仲良しになっ
て買い付けに行くとき連れて行ってもらうことだ。
しかしそれは簡単かもしれないけれどズルいかもしれない。
あくまでも自分の力で行きたいのだ。
それこそ言葉の分からないインドへだって単身切り込んでい
く強者だっているのだから、行ってしまえば何とかなるだろ
うけれど、せめて目的のホテルまでタクシーに乗っていける
くらいのスキルは身につけねばなるまい。
精神病で自殺すること考えたら軽い軽い。
お金だって五十万円も貯めたら余裕だろう。
そう思うとなんとなく道は開けてきたような気もするのだ。
ただ怖いのは「居ついてしまいそう」な事かもしれない。