私はうそは嫌いだ。
「私はうそつきではない」と書かなかったのは今までにいっ
ぱいうそをついたことがあるからだ。
当然だがうそはついたことはある。
ただし人を騙すとか不愉快にさせるうそはついたことはない。
そして人のいうことはとりあえず信じることにしている。
いわゆる「バカ正直」というやつだ。
しかしこの世の中、正直者はバカを見る と言うことわざ?
の通り酷い目にあい続けている。
機械はうそをつかない。
機械が間違ったことをしだしたらそれは操作した人間の失敗
だからだ。
だからと言って人嫌いであるわけではない。
むしろ人と接するのは好きである・・・が、元来の私の性格
上無愛想で不器用なのでうまくいかないのだ。
普通にしていても「何を怒っているの?」と聞かれるくらい
無愛想だから仕方がない。
自分では今はもううそは良いのも悪いのも言わないけれど人
にうそをつかれることはいくらでもあって、そのたびに悔し
い思いをするのだ。
時代劇の主人公が決め台詞で「この世に一人位うそをつかぬ
人間がおってもよいではないか」というのがあったけれど、
私はそのせりふが好きだ、まさにその通りだ。
確かに私はろくに学問も出来ず、高等学校ですら落第するし
トラックの運転だとか整備工だとかそういう職業しか出来な
いけれど(出来なかったけれど)うそつきや泥棒はしたこと
がない。
ただまっすぐ前を向くだけだ。
過去に死んでしまいたくなるような酷い目にも何度もあった。
(だから精神を病んでしまったのだけれど)
でも自分が人にそんな酷いことをしたことはないというのは
自信持っていえるのだ。
本当にこの人はうそを言わない人なのか、見極めるには用心
してしまって時間がかかる。
でもなんとなく信用しても良いかなと言う人もいるのだから
ちょっとだけ前向きになろうと思う。