皆さんは画像の鉛筆削り(ペナントナイフと呼ぶ)で鉛筆削りが出
来るだろうか。
プルトップでない缶詰を缶切りを使って開けたりビールの栓を栓抜
きで開けたりできるだろうか。
いま、これが出来ない子供たち、いや、ハタチ過ぎたいい大人でも
出来ない人が多いのだ。
逆に私なんかはシーチキンなんかのプルトップのパッカンと開ける
缶詰を開ける方が手をズバッと切りそうで怖い。
鉛筆削りもナイフで削る。
鉛筆削り器を使うと先の部分が少ししかなくまた尖るのですぐ削ら
なくてはならない。
カッターナイフや包丁でもそうだが失敗して手を切ったりしながら
加減と言うものを覚えていくものである。
今は何でも危ないと言ってやらせない。
公園の遊具で無茶な遊びをするのも御法度である。
危ないからやらせない、ではどこまでが危なくてどこまでが安全な
のか本人たちに伝わらない。
色々悪さをしてみたりケンカしてみたりしながら物の加減と言うも
のを覚えるものである。
さて、鉛筆削りはまだしも缶切りで缶を開けられないと言うのはビ
ックリである。
確かに今売られているほとんどの缶詰はプルトップだから缶切りは
要らないけれど使えるのと使えないのでは大きな差がある。
普通自動車免許を持っていてオートマに乗るのとオートマ限定の免
許だけで車に乗るのは違うと言うのと同じである。
今は出番はないかもしれない、しかし知識として知っているかいな
いかは大きい。
以前テレビの番組でも缶切りと栓抜きのことをやっていたが25~
6のいい大人がおしなべてそれらを使えないのには開いた口が塞が
らなかった。
キチンとした大人に育てるには小さいうちから何でもどんどんやら
せるべきである。
あれはダメこれは危ないではどうして危ないのかを身をもって知る
ことが出来ないから伝わらない。
教える事は教え、絶対にしてはならない事だけをダメだと言えば良
いのだ。
何でもどんどんやらせて子供が「普通の大人」になれるようにしよ
うではないかと思うのである。