今日はお天気いいからきっと越前海岸の夕焼けも綺麗だろうな。
日没は19時過ぎだから高速で行けばまだまだ間に合う。
でもな、女房が18時過ぎに帰ってくるのでご飯が食べられないし
一人で行くのもかわいそう・・・と言うか今は一人でポツンと夕焼
けを眺めていたい気分なんだけれどな。
シンディ・ローパーなんか聴いてるからいけないんだろうか。
なんかずっとこのところ昔の事が思い出されて、センセとも考えて
頭を悩ませているのだけれどハゲる一方でどうする事もできない。
黒いニコンクールピクスA一個だけ首から提げて、いつものところ
でポツンと座って海に沈む夕日を眺めたい。
シンディ・ローパーとクールピクスAの事は前にも散々書いたから
ご存知の方も多いかと思うけれど、もう一度説明すると、シンディ
・ローパーは昔よく家族で出かけるときに聴いていた思い出のアル
バム(エッセンシャル・ベスト)で、黒い(シルバーも持ってるけ
れど黒の方)クールピクスAと言うコンデジは見た瞬間「悲しい時
を写すカメラだ)と思って購入して箱のまま放り出してあったのを
出して来たのだ。
だからシンディ・ローパーとクールピクスA黒はセンチメンタルな
時用の組み合わせなのである。
よく昔出掛けるときに聴いていたと言ってもなぜか夕方のイメージ
が強くて、シンディ・ローパーを聴くと夕日の沈む越前海岸が頭に
浮かぶのだ。
昔何かそういうシュチュエーションがあって、それを思い出してい
るのかもしれない。
夕焼けは好きだけれどなんか夕焼けって悲しい感じだよね、郷愁を
誘うというか・・・まあ私の故郷は大都会名古屋なんだけれど、小
さい頃一時住んでいた稲沢市の国道端から一本入った田んぼの真ん
中のことはよく覚えている。
夕方になると夕焼けになって西の方を見ると三菱エレベータの工場
の試験塔とナマコン屋の機械がシルエットになって見える下津陸橋
のそばのところところに住んでいた。
昔は今より大気汚染がもっともっと酷い時代だったから(1970
年代初頭)空気も汚かったから夕焼けもよく出現した。
もう45年ほど前の事だから景色も変わってしまっただろうけれど
今どうなっているんだろうな、向こうの方は用事がないからまず行
くことがないから分からないけれど、というかガラッと変わってし
まっていたら思い出が壊れてしまいそうだから見ないことにしよう。
ともかくなぜか一人ポツンとあの海岸の外れの防潮堤のところにち
ょこんと座って夕日が沈んで行き上からどんどん宵闇がやってきて
オレンジと濃紺の半分ずつになるところが見たい。
多分昔の事もっと思い出すんだろうけれど、今はそれを我慢するよ
り思い切り浴びた方が気持ちが落ち着くんじゃないかなんて思うの
だ。
無理に我慢しているより時には思いっきり感傷に浸ってみるのもい
いかもしれないと思うのだけれど、それに女房を付き合わせるわけ
には行かないからな、しょうがない。
こういう性格はどうも親父から引き継いだらしくて親父はいつも平
気な顔しているけれどその昔大好きだった子に死なれて大泣きした
事があるそうだから、それを今でも忘れていないというからどうも
そっちのDNAを引き継いでいるようだ。
お袋は超さっぱり型なのでそっちではないな、ついでに女房もな。
まあ、いつか叶うかも知れないけれど当分そういうことは出来そう
にないなぁ。
本日の種:ニコンDf