二人で旅する |
今日の花「マダガスカル・ジャスミン」。 花言葉「二人で遠くへ旅」
ガガイモ科。常緑つる植物。
マダガスカル島が原産地。
日本へは明治の中ごろに渡来しました。
つる性なので、支柱にからませて育てます。
鉢物の仕立ては「あんどん仕立て」というそうです。
花のついた鉢物が出回るのは、4~7月ごろ。
家庭で育てた場合の花期は、7月ごろになります。
花色は白で、
トランペットの先端が5つに分かれたような感じ。
強い芳香があります。
ショップでは、「ジャスミン」として売られていますが・・・
実は、本家「ジャスミン」とは、まったく違う科なのです!
本家は「モクセイ科」で、こちらは「ガガイモ科」。
まあ、どちらも良い香りで、
(実際香りはジャスミンによく似てます)
つる性だし・・・ま、いっか、と言えなくもありませんが。
花持ちが良いので、
ブーケやコサージュなどに広く利用されます。
これからのブライダルシーズンに、活躍しそうですね。
花嫁を「匂い立つような美しさ」に、
彩ってくれることでしょう。
さて、このジャスミン、
うまくすると、長さ10センチくらいの卵形をした実がなるのです。
黄緑色の卵みたいな実が、みるみる大きくなって、
「どうなるんだろう~」と思っていたら、
秋に黄色くなって、アケビのように割れました。
中には・・・・
ふわふわの綿毛をまとった種が、びっしり入っていましたとさっ。
そう、「ガガイモ科」の植物は、
タンポポのように、綿毛をしょった種が風にのって、
あちこちに散らばるのです。
そんなところから、「二人で遠くへ旅を」という、
何ともロマンチックな花言葉が授けられたのでしょう。