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おきな三楽

2006-03-07 10:52:43 | Weblog

翁草

おきな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の花「オキナグサ」 花言葉『何も求めない


キンポウゲ科。多年草。

本州、四国、九州に自生するほか、
朝鮮半島・中国にかけて分布しています。


花期は、4~5月にかけて。
暗紫色の花を、下向きに咲かせます。


高さは、花の時期は10~15センチほどですが、

その後30~40センチに伸びて、
種を遠くへ飛ばそうとします。

タンポポと同じですね。

種一粒の大きさは3ミリほどで、
一つ一つから、5センチ前後の長い毛を生やします。


地域によってさまざまな「別名」があるようで、

「オバガシラ(姥頭?)」
「オジノヒゲ(おじいさんの髭)」
「カワラノオバサン(河原のおばさん)」
「ユーレイバナ(幽霊花)」・・・・などなど。

どの名前も、特色ある実の様を形容したもの。

それだけ、よく目につく、
身近な愛すべき存在だったのでしょうね。


しかし、「自生している」個体の数はどんどん

減っており、

現在ではとうとう、

「環境省指定 絶滅危惧種(レッドデータブック掲載種)」
・・・となってしまっています。


減少の大きな要因として、開発などはもちろん、

他の多くの貴重な山野草と同様、
「園芸目的の採集」があげられるとこのと。


自生している個体を、
人が採集していってしまうのですね。

これは、本当に改めなければいけないことでしょう

 

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土筆の約束

2006-03-06 06:28:17 | Weblog

寒の土筆を煮てください

寒の土筆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  約束の 寒に土筆を 煮てください    俳句

                      川端  茅舎

                           俳画

                      井出  離山

 今日の花「ツクシ」。 花言葉『向上心


トクサ科。多年草。

北半球の温暖域に広く分布し、
日本ではほぼ全土にみられます。

正確には、シダ植物の一種「スギナ」の胞子体。
スギナの胞子を拡散させ、繁殖を担っている存在です。

ユニークな外見から、独立した名前をつけられています。

漢字では「土筆」と書きます。

「源氏物語」にも登場していて、
古くからなじみ深い存在だったことがうかがえます。


3~4月にかけて、
日当たりのよい野原などに顔を出し、

酸性の強い、やせた土地によく生えるようです。

ツクシがまいた胞子は、
その後秋にかけて、緑の「スギナ」の状態で

時を過ごします。


高さは、10~20センチほど。


利尿剤や解熱剤、止血剤として利用されることに加え、

「ハカマ」を取って、
ゆでてアクを抜き、煮物やおひたしなどにして、

食用にされます。

 

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気高さ

2006-03-05 06:08:58 | Weblog

高貴

高貴

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の花「クンシラン」。 花言葉『高貴


ヒガンバナ科。常緑多年草。

南アフリカが原産地。

日本には、まず、明治25(1892)年に、
下向きに花を咲かせる「クビリア ノビリス」という

種が渡来。
(正式にはこちらが「クンシラン」)

その後、明治末に「クリビア ミニアータ」が渡来し、
「受け咲きクンシラン」という名称になりましたが、

後発の「ミニアータ」の方が華やかで人気となり、
一般的な「クンシラン」とされています。


高さ40~50センチに花茎をのばして、
らっぱのような形の花を10~20個咲かせます。

花期は、3~4月にかけて。

花色は、朱赤のほか、黄色・白・ピンクなど。

つやのある大きな葉も見応え十分で、
斑入りの種類もあります。

秋には、赤い実が楽しめます。

代表種は、

クリビア ノビリス(クンシラン)
クリビア ミニアータ(ウケザキクンシラン)
クリビア ガーデニー
クリビア カウレッセンス

など。


意外と「葉焼け」しやすいので、
夏の間は直射日光に当てないことが、栽培のコツ。

また、霜に合わない程度に、
ある程度寒さを体験させないと、花芽がよく

伸びないようです。
(ビミョーですな)


どことなくオリエンタルな印象もあって、
アジアンテイストのお部屋にも、しっくりなじみそうです。


貴い」という花言葉は、そのものずばり。

名前はもちろん、雰囲気にも、はまっています。



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ケマン

2006-03-04 07:38:54 | Weblog
今日の花「ムラサキケマン」。


ケシ科。越年草。

日本全土でみられます。
雑木林など、やや湿った日陰に生える野草。

草丈は、20~50センチほど。

葉は、セリに少し似ていますが、有毒です。
誤って食べると、嘔吐などの中毒症状を発症。

ケシ科、ならでは? 
お気をつけくださいね。

 
花期は、4~5月にかけて。
一輪の花の大きさは、4~5センチくらいです。

花色は、近い種類に、白・黄色もあります。


「ケマン」とは、仏殿内部につり下げられた独特の装飾具。

起源は古代インド、
「貴人に捧げられた、生花で作られた花輪」であるとされています
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桃の花・恋のとりこ

2006-03-03 06:20:27 | Weblog
 
傑作 傑作(0)
作成日付 2006/3/3(金) 午前 6:13  |  書庫 無題  |  カテゴリ 練習用

イメージ 1
オリジナルのサイズの画像を見る場合はクリックしてください。

さて、今日の花「モモ」。 花言葉「恋のとりこ」 


バラ科。落葉小高木。

中国が原産地。
日本への渡来は古く、弥生時代の遺跡から種が発掘されたほど。
「古事記」にも登場しています。


もともとは、花の観賞と薬用に用いられることが多く、

「果物」としては、
甘くておいしい「水蜜桃」が輸入されてきた、明治時代以降に
一般的になっていったようです。

「嗜好品」「果物」としての歴史は、意外と浅いんですね。


高さは、3~5メートル。
枝が枝垂れるタイプ(しだれ桃)もあります。

花期は、3~4月にかけて。

花色は、ピンクの濃淡、白、紅、しぼりなど。


品種改良の結果、

花の咲き方は、本来の一重の5弁花のほかに、
八重咲き・菊咲きといったものが作り出され、

花色も、豊富になりました。

八重咲き種は「ハナモモ」と呼ばれることが多いようですね。

花を観賞する「ハナモモ」と、
食用にする「食用桃」に大きく分けられます。

現在の食用品種は、
明治のはじめに、欧米や中国から導入した品種を改良して

つくられたもの。


「桃太郎伝説」で有名な、
岡山県でたくさんの品種がつくられたようです。


種は「桃仁(とうにん)」と呼ばれ、
婦人病一般に効果のある、漢方薬とされます。


また、花や葉が便秘やあせもなどの改善に用いられています。

夏の「土用」には、
桃の葉を入れたお風呂に入浴する習慣があったようで、

「あせも」や「湿疹・かぶれ」などへの効果があることから。

今では「土用」といえば、
「うなぎ」一辺倒ですが、こちらも生活の知恵。


中国でも、

邪気を払う力のある果物」
「特別な果物」として重んじられているようですね。

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共感

2006-03-02 05:49:06 | Weblog
 

有隣・無隣

有隣・無隣

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  今日の花「アルメリア」。 花言葉「可憐・共感


イソマツ科。多年草。

原産地は、南ヨーロッパ。
ほかに、北アメリカ・西アジアなど、温帯地域に広く分布

しています。

草丈は、5~60センチほど。

切り花にされる大型種や、
矮小種(小型のもの)も、交配によってつくられている

ようです。


花期は、3月下旬~5月にかけて。

一本の花もちそのものは、
4日前後と、あまりよくない部類に入ります。


花色は、ピンクの濃淡、白、紅など。  

一つの花の「かたまり」は、直径2センチほど。
ちょうど、ピンポン球くらいです。

コンパクトで丈夫、
松葉にもちょっと似ている葉は、常緑なので、
花壇のふちどりや鉢植えなどにぴったり。

日光を好み、多湿を嫌います。

日本の「梅雨」が苦手で、種ができにくく、
「株分け」でふやします。


「アルメリア」とは、
ケルト語で「海の近く」という意味。

海岸地帯に自生していることからつけられたようです。

同名の都市が南スペイン・アンダルシア地方にある

のですが、
地中海に面しており、まさに「海の近く」。

荒涼とした砂漠も近くにあって、

「ミニ ハリウッド」と呼ばれるオープンセットがあります。
(西部劇映画「夕陽のガンマン」のロケ地だそうです)


また、「アルメリア」でサイトを検索したら、
ホテルとかレストランなどが、たくさんヒットしました。

この花には、「歓待(おもてなし)」という花言葉もあるので、

それが由来なんでしょうね。


春の足音を感じたら、
「思いやり」あふれる「歓待」に触れて心に栄養を与えるべく、

浜に、でかけてみましょうか。

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いつも思う

2006-03-01 08:45:50 | Weblog
今日の花「ハハコグサ」。 花言葉 「無言の愛・いつも思う


キク科。越年草。

秋に発芽し、地面に張りついた状態で冬を越し(ロゼット)、
春に草丈をのばして、開花するというサイクル。

日本全土に、ごくふつうに見られる雑草で、
朝鮮半島や中国・東南アジアなどにも分布しています。


開花時の草丈は、15~40センチほどです。


花期は、4~6月にかけて。

黄色い、特徴ある形の小花を咲かせます。

花びらが見えないので、
つぼみのようですね。



名前の由来はいくつかあって、


その1 葉や茎が白い綿毛に覆われている姿を、
    母親が子を包みこむ様子にたとえた

その2 白い毛に覆われている葉を「乳児の舌」にみたてた

その3 茎も葉が綿毛におおわれている姿を、
    「ほうけた」ような状態に見たてた「ホウコグサ」が、
    ハハコグサになった

その4 かつては「草もち」の材料としてポピュラーで、
    「葉っこ草」と呼ばれており、
    それが「ハハコグサ」になった


・・・などなど。


とっても身近な草なので、諸説あるようです。

白いうぶ毛も、名づけの大きな要因でしょう。


「父子草」という植物もあります。
(もうちょっと細くてゴツゴツした感じ)


さて、「草もち
」に関してなんですが、
現在は「ヨモギ」というイメージが強いですよね。

ところが、意外なことに、

「ヨモギ」が草もちの材料として主流になったのは、
どうやら明治時代以降らしいのです。

それまでは、この「ハハコグサ」を、
草もちに使っていたんですね。

ヨモギの方が緑が鮮やかなので、次第に人気となっていったようです。


ハハコグサの草もちは、

ハハコグサの若芽を、塩を入れた熱湯でゆで、
水にさらして軽くアクを抜き、細かく刻みます。

そして、米の粉に混ぜてよく練り混ぜる(つく)と、完成。


若芽を、天ぷらにしても食べられます。

また、せき止めや、気管支の炎症を抑える漢方薬としても使われます。
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