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現代の拉致問題と日蓮聖人

2011年11月15日 21時30分51秒 | 生活・文化
今日は、横田めぐみさんが拉致誘拐されてから34年目の日だそうだ。
その頃は私は中学3年生だった。
しかし、同じ新潟県に住む私はそんな情報は一切わからずに過ごしていた。
とにかく、同じ時期に県内から他にも何人も次々と誘拐されているというのに当時は何の噂もたたなかったのである。
その後、横田さんなど被害家庭が自ら結束し署名活動を開始し、過去の拉致問題を報道で取り上げ明るみ出て本格的に公開操作が始まったのは確か今から15年ほど前に過ぎないと覚えているし、それによりようやく救出が始まった。
そんな重大なことが起きていたとは、その頃になって初めて知った。
そんな重大なニュースが話題にもならず、放置されていたということこそが重大な事件ではないだろうか。

34年前といえば新潟県出身の田中角栄元首相がロッキード疑惑で現役総理大臣として初めて国際逮捕された頃だった。
世の中はその頃から国中の政治は崩壊し、無秩序な社会だけが永遠と続いていた。
国民のほとんどは路頭に迷い、一般の国民には訳のわからない政治家だけが国を動かしていたように思う。

拉致問題が明るみになるにつれ、今更ながら鎌倉時代、日蓮聖人が島流しにされた時代は、今の拉致問題をそのまま無関心に放置していた国の混乱の状態とまるで同じであるように思う。
悪くない人を強制的に誘拐し拉致監禁する手段は、思いの外、国民に与える影響は相当大きいものと考えさせられる。

国が重大なことを犯し、それが何が目的なのかわからない、ただ思いもよらない状況を作り出し、それでいてとぼけ通していられるような風潮下では、国民はまともに正しい考えや判断力を持つことが出来なくなる。
それこそ、悪質な者たちの絶対有利、自由に好きほうだいに悪質に国を築いていけるのだ。
今こそ私たち国民は、かつて長い年月、拉致事件をもみ消しに国民に真実を伝えずにいた国の政治体制作りに断固反論し、全国民がまだ終わらない拉致問題解決へと心を合わせて乗り出して行かなければならないという決意が高まるのだ。