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空蝉を捨てて得たるは蝉のこゑ夏の盛りをいかにとやせむ 銀香炉
見む見むと蝉鳴く夏の空は映えうすばね光る飛べその蝉よ 夢詩香
それをせむいかにしてせむたがためになにせむといふせみといふべき すぴか
うすばねはなにせむがためあるものかなぬかの空をつらぬかむがため 獅子
うつせみは常闇の世のならひかは捨つればもはや我にはあらず 大火
天つ日のしたたる夏を栄えてはせむとふ蝉のしるしとならむ 夢詩香
うつせみを未だかぶれる糞虫をさは飛ばむとぞ置きて去りぬる 大火
飛びて鳴きなぬかの玉を食ひおへてひと夏の世を知りし蝉かな 夢詩香