最近、ワンコインランチとかお得感満載で使われる“ワンコイン”。500円玉一枚ですが、私のワンコインの想い出といえば、はるかかなたの昔になります。
学生時代、まだ消費税なるものが無かったころです。言わずと知れた貧乏学生だった私。たまのごちそうに500円玉を握り締めて通ったのが「回転寿司ローリー」。当時住んでいた横浜の京急富岡駅前にその店はありました。
当然ですが、なるべく沢山食べられる品ということで100円皿で鉄火巻とかっぱ巻。鉄火3皿にかっぱ2皿。これで会計が500円でした。特に夏バテの時期に食欲が無くなると、結構この店でお寿司を食べていました。いつも同じメニューで。しばらくたった頃、みすぼらしい学生さんに見えたのか、店長とおぼしき人が「良く来るね、いつも同じメニューで飽きないかね?」と話しかけてくれました。その時に仕送りが少なくてお金が無いこと、一番ご飯の量が多いのが鉄火とかっぱであること、だからこれを5皿だけ食べて、あとは家に返って水飲んで寝ること、なんかを話したところ、不憫に思ったのかそれ以降、こっそりと握り一皿をサービスしてくれるようになりました。人情ってもんがまだまだあった時代のお話でした。
卒業のとき、両親を連れてその店に行って、御礼方々たらふく寿司を食べました。その後しばらくして、そのお店は無くなったようですが、今でも懐かしい想い出です。
学生時代、まだ消費税なるものが無かったころです。言わずと知れた貧乏学生だった私。たまのごちそうに500円玉を握り締めて通ったのが「回転寿司ローリー」。当時住んでいた横浜の京急富岡駅前にその店はありました。
当然ですが、なるべく沢山食べられる品ということで100円皿で鉄火巻とかっぱ巻。鉄火3皿にかっぱ2皿。これで会計が500円でした。特に夏バテの時期に食欲が無くなると、結構この店でお寿司を食べていました。いつも同じメニューで。しばらくたった頃、みすぼらしい学生さんに見えたのか、店長とおぼしき人が「良く来るね、いつも同じメニューで飽きないかね?」と話しかけてくれました。その時に仕送りが少なくてお金が無いこと、一番ご飯の量が多いのが鉄火とかっぱであること、だからこれを5皿だけ食べて、あとは家に返って水飲んで寝ること、なんかを話したところ、不憫に思ったのかそれ以降、こっそりと握り一皿をサービスしてくれるようになりました。人情ってもんがまだまだあった時代のお話でした。
卒業のとき、両親を連れてその店に行って、御礼方々たらふく寿司を食べました。その後しばらくして、そのお店は無くなったようですが、今でも懐かしい想い出です。