エドガー・スノー『極東戦線』(筑摩書房、1987)を読んでいる。これは再版版で、初版は1973年であるが、内容は1931年から34年にかけての満州国の成立に関わる現地報告である。著者のエドガー・スノー氏は優秀のジャーナリストと思われる。ただ、読み過ごすのにはもったいなすぎるので、重要な部分を書き取ることにした。アメリカ人ジャーナリストから見た日中関係、満州問題が見事に抉り出されている。
まず、「満州というとこと」についての歴史的考察から、本書11頁から15頁まで . . . 本文を読む
今日の名言:@Indianteachings
なにを為すのであれ、今から七世代後の子供たちへの影響を考慮して行われなくてはならない。(ネイティブアメリカンの名言、チェロキー族)
<一言>7世代後というと、約200年以上後だ。いくら何でも「7世代後」は長すぎる。私たちはせいぜい3世代後ぐらいだろうか。しかし、ピルグリム・ファーザーズがアメリカ大陸に到着したのが1620年、現在のネイティブたちのことを思うと、それほど長いとは思えない。 . . . 本文を読む