ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

晩柑のマーマレード第2弾

2009-08-17 18:32:20 | グルメ・料理
昨日、熊本県の菊池黎明教会での礼拝を終え、帰る途中国道3号線の道路脇の果物屋で晩柑を見付けて買ってきました。晩柑については昨年9月3日付けのブログで説明しているように、「遅い時期に採れる柑橘」という意味で、この種類は、大正時代に熊本県河内町で偶然発見されたとのこと、非常に水分が多く、別称「和製グレープフルーツ」とも呼ばれているとのことでした。見かけは「こんなもの食えるか」と思わせるような色と形ですが、皮をむいて食べるとまさに「和製グレープフルーツ」で他のどの柑橘類よりも美味しいぐらいで、食べ始めると病み付きになりそうです。
今年の晩柑は少し小振りで、赤い網袋に17個(2800グラム)入って300円、これは安い。やはり見かけから来るハンディがかなりありそうです。しかも、他に大きな西瓜や野菜類を少し買ったので、200円に負けてくれました。なんと1個12円足らず。
今日は朝から、マーマレード作りの下準備で、昼近くまでかかりました。17個のうち3個はそのまま食べるとして、14個で2305グラム、ていねいに水洗いをして、外皮をむき、中身はていねいに袋から取り出します。袋は棄てます。その結果、中身は全部で1355グラム。その後、外皮を熱湯で10分ほど炊き、親指でしごきながら白い皮を取り除く。これが残っていると苦くなる。さらにもう一度水から炊き、沸騰した状態を5分ほど続けます。そして、キレイに水洗いをして、さらに残っている白皮をていねいに取り除き、黄色い部分だけを残して、縦1センチ、横3ミリ程度にきざみ、2回ほど水洗いをして、ざるにあげ、固く絞ります。これで、680グラム。
次に、中身の方を大きな鍋に入れて、グラニュー糖を1キロ加えて、ガスにかけます。この時、砂糖が焦げないように水気が十分に出るまで小さな火であたため、砂糖が溶け始めたら徐々に大きくします。だいたい、ぐつぐつ言い出したら、先ほどざるに上げておいた皮を加えます。それから焦がさないように注意しながら、2時間ほど、ときどきかき混ぜながら、ぐつぐつ炊き込みます。鍋にはフタをしておいた方がよさそうです。水分が飛びすぎると焦げます。2時間ほどすると、鍋の中の皮は形が崩れはじめ、飴色に変化をしてきます。頃合いを見て、グラニュー糖をさらに200グラム追加をして、鍋のフタをとり、焦げ付かないように30分ほど混ぜると、水分も適当に飛び、1700グラムのマーマレードの完成です。
この晩柑のマーマレードはとっても美味しいのですが、外皮の外側の薄皮が少し硬いようですが、不快感はありません。これも数日するとなくなります。今までの経験から結いうとジャム類は作ったそのときよりも、日がたつとだんだん美味しくなるようです。

最新の画像もっと見る