ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

聖霊降臨日が晴れると

2008-05-11 07:19:18 | ときのまにまに
今日はキリスト教会では、聖霊降臨日という「教会が成立した日」を記念する大祝日です。2000年ほど前の今日、つまりユダヤ教の暦でいうと「七週の祭り」と呼ばれる祭りの日に教会が創立いたしました。キリスト教でいうと、主イエスが復活した日から数えて50日目ということになります。
この日について、マザーグースの歌にこんなのがある。
聖霊降臨祭に晴朗だと、豊年が約束される。
聖霊降臨祭に雨が降ると、ワインにとってはお恵みだ。
聖霊降臨祭に雨が降ると、クリスマスは豊かだ」。
<藤野紀男著「マザーグースの英国」より>
わたしは、聖霊降臨祭についてのこの歌が大好きです。難しい神学論議よりも農民の生活に密着したこの歌によって、聖霊降臨祭はとても愉快な日になります。
英語の方が、もっと面白いので、紹介しておきます。
Whitsun bright and clear, Will bring a fertile year.
Whitsun rain, blessings for wine,
Whitsun wet, Chrismas fat.
最後の聖霊降臨祭の「wet」とクリスマスの「fat」という語呂合わせは面白い。わたしなら、「聖霊降臨祭が曇なら、クリスマスには太る」と訳すだろう。
なぜ、聖霊降臨日のことを「White sunday(白い日曜日)」という理由は、聖霊降臨日に洗礼式を行う習慣があり、この日に洗礼を受けた人々が白いガウンをまとったからであるといわれています。「White sunday」が縮まって「Whitsun」と呼ばれるようになったとのことです。

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