ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

竹の子 真竹

2008-06-11 20:08:35 | ときのまにまに
久しぶりに、福間の「ふれあい広場(産直市場)」に出かけました。店内をまわり、驚きました。野菜売り場のかなりの棚に、細い竹の子の茹でたのが山積みにされているではありませんか。先日、別な産直の店で、「珍しい」と思って買って帰った「真竹」です。昨日の夕食で調理された真竹はとても柔らかくて美味しかったことを思い出して、今日もまた買いました。
この真竹は、日本では最も古くから自生している普通の竹で、放っておくと、竿竹になる普通の竹ですが、これが地上から50センチほど伸びた時に、手でポキンと折って、先の部分30センチほどの所が食料になるということで、これが竹の子のシーズンの終わりを示すとのこと。
地方によっては「破竹」とも言うらしいのですが、厳密には破竹と真竹とは異なる種類だとのことです。そんな植物分類学に関する論議は、学者に任せるとして、これがとても美味しいのです。まさに「珍味」という部類に属すると思います。形は竹そのもので、「大丈夫食べられるの」という感じがしますが、アクも少なく、ダシも十分に滲み込み、歯ごたえは孟宗竹よりもはるかに気持ちがいい。欠点は食用になる期間が極めて短く、2~3週間(今が旬です)というところで、しかも、すぐに茹でないと食べられないということです。だから、中央市場や卸屋等の通常の流通機構には乗りにくいので、産直の店の専売になっているようです。

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