ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

次期アメリカ大統領にオバマ氏が選ばれました

2008-11-05 16:47:14 | ときのまにまに
世界の注目のうちに、心配されたブラッドリー効果もなく、アメリカの次期大統領にオバマ氏が選ばれました。まずは、おめでとうございます。
今日の午後、オバマ氏の勝利演説をテレビを通して聞きました。なかなか力強い演説で、しかも原稿なしであれだけの演説が出来るということは、すごいと思いました。ジョン・F・ケネディーの演説を思い出しました。
特に彼が強調していた、アメリカは黒人の国家(ステーツ)でもなく、白人の国家でもなく、アジア人の国家でもなく、性的倒錯者の国家でもなく、それらがすべて「一つにされた(ユナイテッド)」国家である、という宣言は印象的でした。USAのUnitedをここまで鮮明にした演説は、これからのアメリカ社会の一つの方向性を示しています。
それなのに、日本のマスコミは、あまりにも「初めての黒人大統領」という言葉を頻発しすぎだと思います。あまりにも無神経すぎて、非常に感じが悪い。だいたい、オバマ氏を「黒人」と決めつけていいものかどうか、疑問が残ります。少なくとも、彼はオールド・ブラック・ジョーの黒人ではないようです。
参考までに、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)を引用しておきます。
バラック・フセイン・オバマ・ジュニア(Barack Hussein Obama, Jr.1961年8月4日)はアメリカ合衆国の政治家。44代大統領当選者。現在イリノイ州選出のアメリカ合衆国上院議員である。政党は民主党。現在、唯一のアフリカ系アメリカ人の上院議員であり、選挙により選ばれたアメリカ史上3人目のアフリカ系上院議員である。ただし母親は白人であるため、混血とも分類される。
生い立ち
ハワイ・ホノルル生まれ。父親はケニアはニャンゴマ・コゲロ(Nyang’oma Kogelo])生まれのイスラム教徒であり、母親はアメリカカンザス州出身の白人である。イスラム教の戒律では(少なくとも建前の上では)ムスリムの子はムスリムであらねばならないとされているが、本人は現在キリスト教徒(プロテスタント)である。これについてオバマ氏自身は自伝で「父はムスリム(イスラム教徒)だったが殆ど無宗教に近かった」と説明している。実際には、ハワイにおいて白人である母親と母親の両親によって育てられたという出自である。6歳から10歳まで、母親と、再婚相手のインドネシア人の義父とともに、インドネシアに在住していた経験もある。
経歴
コロンビア大学を卒業後にシカゴに渡りNPOに勤務した後、ハーバード大学ロースクールに入学。アフリカ系として史上初の「Harvard Law Review」の編集長を務めた。
2004年には、対立候補を得票率70%対27%の大差で破りイリノイ州選出の合衆国上院議員に初当選した。2004年のアメリカ大統領選挙では、ジョン・ケリー上院議員を大統領候補として選出した民主党大会で「リベラルのアメリカも保守のアメリカもなく、ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ。ブラックのアメリカもホワイトのアメリカもラティーノのアメリカもアジア人のアメリカもなく、ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ」。「イラク戦争に反対した愛国者も、支持した愛国者も、みな同じアメリカに忠誠を誓う“アメリカ人”なのだ」との基調スピーチを行い、その模様が広く全米に中継されるとともに高い評価を受けた。

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