ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

晩柑のマーマレード

2008-09-03 19:28:37 | ときのまにまに
日曜日の夕方、延岡からの帰り道、熊本空港の近くで「ふるさと市場」を見つけ、立ち寄りました。何しろ、道の駅とか産地直売所大好き人間ですから、トイレ休憩も兼ねて立ち寄った訳ですが、それよりも産直といえば午前中で終わるというのが「常識」なのに、夕方に賑わっているのが不思議でもあったというわけです。
入ってみて、わかりました。ここは「産直」でも全国版の産直で、卸売市場のような役割もあるようです。北海道や、東北、関東、関西、四国等各地の「ふるさと」の生産物が所狭しと並んでいます。値段もかなり安そうです。
入り口付近で、今まで見かけたことのないような「晩柑」という名前の柑橘類を見つけました。大きさはソフトボールほどあり、皮の色は、黄色と緑色とがまだらで、傷だらけで、見かけはかなりよくありません。ちょっと、買うのには躊躇しておりました。我が家ではちょうどマーマレードが切れたところで、適当な柑橘類を探していたところです。しかし、マーマレードは「皮」が勝負ですから、家内と「どうしようか」と相談していましたところ、隣りに立っていた男性が、10個ほど入った大きな袋を2~3袋も買っていましたので、これはどうして食べるのかと尋ねたところ、普通に皮をむいて食べるとのこと、それじゃ、わたしも一袋買おうか、ということになり、5個入りのを試しに買いました。
家に帰ってインターネットで調べたところ、晩柑とは「遅い時期に採れる柑橘」という意味で、この種類は、大正時代に熊本県河内町で偶然発見されたとのこと、非常に水分が多く、別称「和製グレープフルーツ」とも呼ばれているとのことでした。早速、味見をしてみましたら、今までにない素直な甘みと酸味で、いくつでも食べれそうな美味しい蜜柑でした。
明くる日、早速マーマレードに挑戦しましたが、水分が多すぎて、5時間程煮込みましたが、なかなかジャム状にならず、ペクチンを入れて、何とか完成しました。それでも、かなりサラサラしたマーマレードですが、味は抜群です。


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