博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

H27.4.博文通信(紙ベース)その1

2015-04-24 18:06:06 | 日記

今日から数回に分けて、3月定例会などを「博文通信(紙ベース)」で報告します。

 

第1回臨時会について(2月6日開催)            
            
 今臨時会では、昨年12月定例会に引き続き、防災集団移転促進事業に伴う土地取得(移転元の宅地及び隣接する田畑などの買取り)について、売買仮契約を締結した13件が提案され、審議の結果、全議案とも原案可決しました。今回、土地取得する面積は約9.8ha、取得費用は2億1959万円です。また1月末現在で、地権者総数714件中385件(54%)、総取得予定面積123ha中84ha(68%)が契約となっています。            
            
3月定例会について(期間:3月5日~18日)            
            
 今定例会では、土地の取得4件、条例の制定・一部改正・廃止など21件、26年度各会計の補正予算7件、27年度各会計の当初予算11件、発委6件の計49件が提出され、審議の結果、全議案とも原案可決しました。なお、審議された主なものは、次の通りです。            
            
◎条例の制定及び条例の一部改正について            
            
 ・浪江町議会政治倫理条例の制定について            
  浪江町議会を構成する議員が、町民全体の代表者として、また、町民全体の奉仕者として議員活動を行う際に遵守すべき行動基準について定めるため、本条例を制定するものです。           
 ・東日本大震災による被災者に対する平成27年度の町税等の減免に関する条例の制定について            
  大震災及び原子力災害の被害を受けた納税義務者等の納付すべき町民税・固定資産税・軽自動車税・国民健康保険税・介護保険料を26 年度に引き続き減免するため、本条例を制定するものです。           
 ・町長等の給与の特例に関する条例の一部改正について            
  町長の給料月額を50%減額、副町長及び教育長の給料月額を30%減額の特例期間「27年3月31日まで」を「27年12月15日まで」と延長するための改正です。           
 ・浪江町特別職報酬等審議会条例の一部改正について            
  政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、教育行政における責任体制の明確化(教育委員長と教育長を一本化)など教育委員会制度改正に伴い、教育長を一般職から特別職にするための改正です。           
  ただし当町では、現教育長の任期中は経過措置により、改正前の規定は、なおその効力を有します。           
 ・浪江町消防団設置等に関する条例の一部改正について            
  震災後の町消防団の活動状況を考慮し、出動実態の合わせた報酬体系とするため、報酬を10%カット(副団長は除く)、また災害出動などの費用弁償を1回につき1千円を5千円とそれぞれ改正するものです。 

 

今日は、ここまで。          

 

 


今日(H27.4.20)の浪江町

2015-04-20 17:43:31 | 日記

15日のブログに対し、14件ものコメントをいただきありがとうございます。

試験輸送、そしてその先にある本格輸送のルートが、浪江町内を通ることに反対している訳ではありませんので、ご理解を。

輸送は安全かつ効率的に実施するのが大前提です。近いうちに会議があると思いますので、また、その内容についてはお知らせします。

 

さて今日は、南相馬市で親戚のお葬式があり行って来ました。

往路は福島市~川俣~飯館~南相馬市原町区でしたが、復路は、自宅に冬物の衣類を置くために原町~浪江町~福島市。

浪江町内は、あいにくの雨模様でした。写真で「今日の浪江町」を報告します。

 

マリンパークなみえに、7月稼働予定の仮設焼却炉を設置工事中。

 

浜街道の沿道では災害ガレキの撤去作業中。

 

請戸小学校の西側に設置された災害ガレキ用仮置場。

 

大平山に400区画整備された請戸共同墓地。

 

高瀬行政区は除染中。

 

自宅に衣類を運んでいたら、「カンカーン」と聞こえ、思わずパチリ。「ご苦労様です」。

 

津島は桜が満開でした。

 


今日(H27.4.15)の全協

2015-04-15 18:08:01 | 日記

昨日は、議会報編集特別委員会がありました。

5月1日発行「議会だより」の最後の編集作業(全12面の原稿チェック)の委員会でした。

また、議員の任期は4年ですが、委員会の委員の任期は2年のため現委員との最後の委員会でもありました(議員の任期残り2年間の委員会構成についは、5月連休明けに臨時会を開催し決定します)。

平成25年の改選をうけ、議会報編集特別委員会の委員の皆さんと2年間ともに、「議会だより」の発行を担当して来ました。副委員長はじめ委員の皆さん、さらに、事務局にご協力いただき何とか委員長を務めることができました。改めて感謝申し上げます。

 

さて今日は、全員協議会がありました。主な案件は、中間貯蔵施設への除去土壌等の本格及び試験輸送に関すること。

この案件は、4月7日の全協と同じですが、7日の会議の場で出た意見を環境省は持ち帰って、「どのように検討されたのか」再度説明を受けるための、今日は会議でした。

環境省からの説明を自分なりに要約すると、

・『R114~R6~中間貯蔵施設』のルートで試験輸送したい。

・輸送にあたっての安全対策は、R114には複数の注意喚起の看板の設置と交通誘導員の配置を考えている。

・提案頂いた『R114~常磐道室原インターから常磐道を南下し、双葉町内にある緊急車両などの出入り口~中間貯蔵施設』のルートは、ネクスコ東日本と協議したが、ハードルが高いと考えている。また、『R114~県道35号線(いわき浪江線)~中間貯蔵施設』のルートは、県道35号線の復旧工事には1年以上はかかると、県の土木部の課長から説明があり、ルートとして難しいと考えている。

という内容でした。

議会からは、安全対策では、R114のセンターラインがない区間は赤色灯をつけた車で輸送車を先導してはどうか。また、試験輸送だからこそ複数のルートで実施すべき(今まで提案したルートの課題の再検討、また、新ルートを提案)との意見が出ました。今日の意見を持ち帰って検討をお願いし、次回の全協出席を求めました。

 

PS:「ADRとリンクしてはどうか」とのコメントをいただきました。私自身、中間貯蔵施設への搬入は各市町村が一日も早く望んでいますので、本格輸送の前段である試験輸送は賠償と切り離して議論すべきことと思います。賠償とリンクさせてしまうと避難先自治体から、あるいは市町村民から、浪江町や浪江町民に対し批判続出することが予想できますので・・・。

 


復興祈念公園

2015-04-10 18:17:00 | 日記

今日は、「議会だより」(5月1日発行)の第3回目の議会報編集特別委員会がありました。

委員会では、全12面の原稿を精査、校正を行いました。来週の14日に委員会を開催し、最終の原稿チェックを行い、15日には正副委員長と事務局とで14日の変更部分を確認し、印刷屋さんに発注となります。

二本松に向かう途中、吾妻小富士をパチリ(当然信号待ちの際です)。満開の桜に目を奪われがちですが、早春のシンボル「雪うさぎ」が今年も現れていました。

 

 

さて、一昨日のブログでオフレコにしていた件が、今日の福島民報2面目に掲載されていました。

全協では担当課長から、「復興祈念公園」を設置するよう、9日に両町長が県に要望活動を行うとの説明がありました。

当議会では、昨年の12月26日に県に対し、「浪江町に『復興祈念公園』」の要望活動を行っていたため、課長退席後、町側の考え(両町で要望活動を行う)を尊重すべきとの議会での意思確認をしました。9日に両議長の同席も検討しましたが、双葉町議会との日程の調整がつかず、両議会は後日要望活動を行うことになりました。

イノベーション・コースト構想などの誘致合戦を展開するのではなく、この件を契機に、広域的な連携が今後図れればと思います。 

そろそろ浪江、双葉、大熊3町(北双葉)の合併を議論すべきとも考えます。たとえば、双葉・大熊は廃炉の拠点、浪江は医療・福祉・住まいなどの生活の拠点としたまちづくりとか・・・。

 

 

<福島民報ニュースより>

復興祈念公園「双葉、浪江に設置を」 両町長が知事に要望

 

 東日本大震災の犠牲者を追悼し、震災と東京電力福島第一原発事故の実情と教訓を後世に伝える「復興祈念公園」について、双葉町の伊沢史朗町長と浪江町の馬場有町長は9日、両町にまたがる沿岸部の地域に公園を設置するよう内堀雅雄知事に要望した。候補地には両町を含む7市町が名乗りを上げているが、2つの自治体にまたがる一体的な地域への設置要望は初めて。
 両町はこれまで別々に要望していたが、地震と津波、原子力災害による複合災害、全町避難という同じ境遇にある町として、両町にまたがる地域を候補地として提示した。
 候補地は避難区域にある沿岸部で、津波被災地や太平洋、市街地を見渡せる高台。避難場所となった諏訪神社があり、遠くに福島第一原発を望む。震災と原発事故の資料を保存・展示する「アーカイブ(記録庫)施設」の併設も求めた。
 伊沢、馬場両町長から県庁で要望書を受けた内堀知事は「検討を加速化させる」と答えた。吉田栄光県議(自民、双葉郡)が立ち会った。
 既に公園設置を要望したのは両町のほか、新地、相馬、南相馬、富岡、いわきの各市町。県は「複合災害の実情と教訓の伝承」をコンセプトに掲げ、設置場所の決定に向け調整を進めている。
 復興祈念公園は、県が公園を整備し、国が公園内に追悼施設を設ける。県が設置場所を選び、国が閣議決定する。アーカイブ施設は県が国に整備を求めている。


昨日(H27.4.7)の全協

2015-04-08 19:00:31 | 日記

昨日は、午前中に議会報編集特別委員会、午後に全員協議会がありました。

特に、今日の福島民報2面目に「環境省 浪江町の中間貯蔵試験輸送 今月下旬にも開始方針 議会側はルートに反発」という見出しで、昨日の全協の内容が記事として掲載されていましたので、この事に関し説明します。

『帰還困難区域のモデル除染で出た「除染ゴミ(フレコンバック1253袋相当)」を、津島中学校仮置き場に保管していたが、今月下旬から中間貯蔵施設の保管場に、R114~R6を輸送ルートとして試験輸送する。一日の基本サイクルでは、作業時間は7:30~18:00、輸送車両2~6台で1台が2往復、延べ8~24台(往路復路の合計台数)。』という内容。

「本格輸送に向け、試験輸送を実施し課題の検証を行いたい」との環境省の説明ですが、議会側は、「権現堂地区などは復旧作業や今後実施される除染などで大型トラックなどの交通量が増えることははっきりしている。試験輸送だからこそ、『R114~県道35号線(いわき浪江線)~井手~R6~中間貯蔵施設』や『R114~常磐道室原インターから常磐道を南下し、双葉町内にある緊急車両などの出入り口~中間貯蔵施設』など、複数のルートで試験輸送すべき」との提案をしました。また、事前に想定できる質問なども口頭での回答であったため(とりあえず簡単な説明資料の提出はありましたが)、この計画が分かりやすい説明資料の提出と再度の全協への出席を求めました。

R114~R6は試験輸送後、葛尾と川俣の仮置き場からの輸送ルートとなることが予想されますので。

「各市町村が除染ゴミを一日でも早く中間貯蔵施設に搬入したい」との意見は十分理解しますし、協力も当然すべきと思います。決して、反対している訳ではありません。

 

今一つ、全員協議会では町からの説明を受ける案件がありました。その内容については、明日(新聞では明後日)皆さんは分かると思いますので、今日はオフレコにします。