今日から数回に分けて、3月定例会などを「博文通信(紙ベース)」で報告します。
第1回臨時会について(2月6日開催)
今臨時会では、昨年12月定例会に引き続き、防災集団移転促進事業に伴う土地取得(移転元の宅地及び隣接する田畑などの買取り)について、売買仮契約を締結した13件が提案され、審議の結果、全議案とも原案可決しました。今回、土地取得する面積は約9.8ha、取得費用は2億1959万円です。また1月末現在で、地権者総数714件中385件(54%)、総取得予定面積123ha中84ha(68%)が契約となっています。
3月定例会について(期間:3月5日~18日)
今定例会では、土地の取得4件、条例の制定・一部改正・廃止など21件、26年度各会計の補正予算7件、27年度各会計の当初予算11件、発委6件の計49件が提出され、審議の結果、全議案とも原案可決しました。なお、審議された主なものは、次の通りです。
◎条例の制定及び条例の一部改正について
・浪江町議会政治倫理条例の制定について
浪江町議会を構成する議員が、町民全体の代表者として、また、町民全体の奉仕者として議員活動を行う際に遵守すべき行動基準について定めるため、本条例を制定するものです。
・東日本大震災による被災者に対する平成27年度の町税等の減免に関する条例の制定について
大震災及び原子力災害の被害を受けた納税義務者等の納付すべき町民税・固定資産税・軽自動車税・国民健康保険税・介護保険料を26 年度に引き続き減免するため、本条例を制定するものです。
・町長等の給与の特例に関する条例の一部改正について
町長の給料月額を50%減額、副町長及び教育長の給料月額を30%減額の特例期間「27年3月31日まで」を「27年12月15日まで」と延長するための改正です。
・浪江町特別職報酬等審議会条例の一部改正について
政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、教育行政における責任体制の明確化(教育委員長と教育長を一本化)など教育委員会制度改正に伴い、教育長を一般職から特別職にするための改正です。
ただし当町では、現教育長の任期中は経過措置により、改正前の規定は、なおその効力を有します。
・浪江町消防団設置等に関する条例の一部改正について
震災後の町消防団の活動状況を考慮し、出動実態の合わせた報酬体系とするため、報酬を10%カット(副団長は除く)、また災害出動などの費用弁償を1回につき1千円を5千円とそれぞれ改正するものです。
今日は、ここまで。