
2017年5月21日(日)
両神山産体尾根越しに見る秩父方面
お隣埼玉県にある日本百名山の一つ両神山。 いつからかその屏風を立てたような姿が記憶に残るようになりました。
気にはなるけど「いやぁ~、あれは登れまい。」と思っていた理由にはかつて友人が一度撤退したという話、そして登山口までのアクセス。 なんとなくだが登山口下の駐車場の写真を見ると山の斜面に引っかかるような場所。 そこまでの道は困難だろうなぁ、しかもせっかく行っても停めるところがないという事態が発生しそうだ。 そんなことから距離的にはさほど遠くない山なのですが、心理的に遠く感じる山でした。
なのに。 行きたくなる時というのは急に来るものですね。w
当初は22日(月)に予定もなく、天気も良さそうだったので「せっかくの平日にぜひ行きたい場所」と思ったときに真っ先に思い浮かんでしまったのです。 この時期ならツツジ類も咲いているかもしれないという思いもあり。。。が、連日天気予報をチェックしていると月曜日より日曜日のほうが良い天気になってしまい、ここまで来ると引き返せないわけです。 21日(日)、早起きをして行ってきました。

結果、7時に到着すればよいと思っていたところ、6時ごろの到着。 ここまでの道路も心配するほどのことではなく、とんだ取り越し苦労でした。 それより小鹿野町が思っていたより大きな町でビックリ。
しかしさすがにこの時期の日曜日、6時で一番下の無料駐車場はほぼ満車状態。 私で最後の3台目くらいでした。 無料駐車場から登山口の両神山荘までは歩いて10分弱。 大したことはありません。 なので、逆に有料の両神山荘下の駐車場にまだ余裕がありました。 と言っても数台ね。

良いお天気です。 写真の山が両神山でないことは確かですが、
まったくどの方向に向かって歩いてゆくのかもわからないほどの谷の中、という感じです。

両神山荘の前には真っ白なシャクナゲが満開でした。
この日はとてもお天気が良かったので、帰りにはすべてしおれていたのにはビックリでしたが。w

これが私のやる気を失わせた駐車場の景色です。w
ここは両神山荘の駐車場で一日500円です。 中央の建物がトイレです。

さて、この鳥居をくぐり両神山開祖の観蔵行者様を拝んだら登山道開始、です。

左に深く切れ落ちる登山道を延々歩いてゆきます。
トレイルが時々とても細くなり「滑落注意!」の看板があちこちにあります。

ツツジが咲いているかなぁ、と思っていましたが残っていたのはほんのわずか。

山の緑が鮮やかで、

咲く花も初夏の様相。

「会所」7:10

七滝沢を越え、その後薄川沿いを何度も渡渉しながら登ってゆきます。

次に目指すは清滝小屋なのですが、このCTが 1時間40分。
まぁ~、2時間ぐらいかなぁ~、長いなぁ~。 斜度もだんだん厳しくなってきます。

そんな時にはお花でも眺めて。。。




いよいよ斜面が厳しくなってきます。
清滝小屋、まだかなぁ~。。。



ここで、弘法の井戸。
日差しは強そうですが、ずっと豊富な緑の下を歩いてきたのであまり暑さは感じていませんでした。
が、ここで冷たいお水で顔を洗い、お水をいただくと急にのどの渇きを感じました。
この日は暑さ対策で飲み水は充分持ってきましたが、ここでお水を補充しました。

清滝小屋までさらに急登が続きます。

清滝小屋に到着すれば山頂までの距離はわずかに見えますが、
CTはその先さらに約一時間半です。
小屋より前でへたばるわけにはいかないのです。



「ひぃぃ。」と思ったころようやく清滝小屋到着。 やった~。(+o+)
9:00ごろ。 予定通り着いたじゃないか。

内部を除くととてもきれいな小屋でした。
朝早く下山の方を見かけましたが、泊ったのかな?

小屋の前にはシャクナゲが。
もう終盤でしたが、たくさん咲いていました。

ベンチに座ってゆっくり休憩したら、山頂までまだまだもうひと踏ん張り。

がんばろう。

けどここからがまた急なんだ。w

でも振り返ればこんなに登ってきた。

で、とうとう産体尾根到着! 9:30。

尾根の向こうにようやく目指す山頂が見えました!
いやいや、まだ高いな~!! つづく。