2014年7月21日(月)
昨年人に押されて登った男体山。 秋の晴天の最高の景色の中登れたことは本当にラッキーでした。
日光に来るたびに、この美しい奥日光を作り上げた父「男体山」を憧憬の念を込めて見上げる気持ちは変わらず、季節を変えて、自分の意思で何度でも登りたい、そんな風に思っています。 ただ、それ程実力があるわけではないので、結構心の準備が必要なのですよ。w
昨年は紅葉の季節でしたので、今年は是非ハクサンシャクナゲの咲く季節に行きたいと思っていました。 随分前からハクサンシャクナゲのつぼみが見られるという話を聞いており「もう遅いかも」という気持ちもありましたが、この日以外シャクナゲが咲いていそうな時期に行ける日は見当たらず「雨でなければ決行!」の気持ちで行ってきました。
幸い天気予報は深夜から午前中は晴れ予報が付いたのですが、午前6時前に二荒山神社中宮祠に着くと男体山は全く見えず真っ白な空のみ。 それでも駐車場に着くと何組かのパーティーが登山準備をしているし、私が停めた後からも続々と車が入ってきたので「登れるところまで登ってみよう」と言う気持ちで出発。 登拝受付は順番待ちの列。w
午前6時10分ごろ登山開始。 登り始めると遠目からの白さほどに霧や雲がかかっているわけではなく、雨も降らず、見通しも良かったので進みます。
3合目を過ぎた林道もこの見通し。 ただ、カーブから下をのぞいても中禅寺湖や対岸の山は見えず。 「雨になったらイヤだな。」と思いつつ登る。
4合目で小休止。 飲み物を飲んで下を覗くけどやっぱり真っ白。 ものすごく暑くはないものの、登り続けると汗が絶え間なく噴き出します。 写真は6合目直下。
6合目を過ぎるといったん樹林帯へ入ります。 1~3合目も浸食が大きくなり、新たな踏み跡ができている感じがありましたが、4合目より上はさらに元の登山道が流され進入禁止のロープが張られ、脇へそれたり、この6合目付近ではたくさんの木が倒れ登山道も流れていたので、なんだかちょっと怖くなりました。
と、そこへ陽が射してきてこの景色。 おぉ。 登ってきた甲斐があるというもの。
8合目下の鉄の鳥居付近。 前回はこの辺で一度目の絶望感に襲われていましたが、今回は結構良い調子。 ただこの辺で振り向いても良い展望がないのはちょっと萎える。w
8合目直下。 午前9時ごろ。 青空です! 空は速い速度で雲が流れ、白くなったり青空が見えて陽が射したりを繰り返していました。 ここまでそれ程写真も撮らず、なるべく立ち止まらず来ていたつもりですが、それでもここで3時間。 ふぅむ。。。 まぁ、それでも以前なら5歩登っては立ち止まるような歩き方でしたから、自分としては良い感じに歩けているつもり。
この辺で9合目付近でしょうか。 ここまではずいぶんいい調子で来たように思いますが、ここに来てかなりつらくなってきました。 昨年はこの辺で引き返そうかと思っていた場所。
けれど昨年はこの先を過ぎた所から楽になったような印象があったのでがんばって歩きます。 でも、ほんとにここ、きつかった。
そしてこの辺。 昨年の印象ではこの後がつらかったという印象がまったくないのです。 昨年の記事を見てもこの後素晴らしい展望が開け、小躍りしそう、とか書いてある。w
なのに今回はこの後がさらに辛くて辛くて。 こんなに山頂まで長かったっけ!?、と。
ついにハードルのようになった木の階段に腰掛けて休んでしまいました。 けれど振り返ったらこの景色。 彼方まで続く雲海がきれい。 そしてしばらく眺めていると手前の雲が少し開け一番上の写真の景色に。 もう少し展望が開けないかな、と待っていたのですが、また大きな雲が来てしまったみたいです。
頂上を仰ぐと雲がかかってきた。 そうだ、そうだ。 雨が降らないうちにハクサンシャクナゲを撮影しないと、と再び歩き始めました。
そして山頂。 到着は午前10時25分。 所要時間 4時間15分。 昨年は4時間30分。 あれ? あまり変わってない。(;´д`) しかも昨年は天気が良かったし、初めてだったからたくさん写真も撮っていたのに。。。orz
ま、しょうがない。 人間そんなに急に進歩するもんではありません。。。(ToT) あ。 (゜∀゜) でも今回は7D連れてきてますからね。 これは進歩だわ。ww(写真の内容は問わないw)
ということで。
ライブカムも作動していないようですし、とうとう他人様に頼んで撮ってもらっちゃいました。 (*ノωノ) 珍しく三角点なんかも撮ったりして。ww
中禅寺湖側の展望はありませんでしたが、志津側は常時このくらい開けていました。
わかりにくいですが手前が爆裂火口の外輪、右隅にアストリアホテルと光徳牧場。 左中央ちょっと上あたり、雲の中に少し湯ノ湖が見えているのです。
山頂ではハクサンシャクナゲを撮ったり、小学生サッカーチームの集合写真を撮ってあげたり(抜かされた(ToT)、お昼を食べたりで、1時間半も滞在してしまいました。w
その間時折中禅寺湖側の雲が開けたこともあったようですが、私は確認できず、雨も降りそうになってきたので午前11時55分、下山開始しました。 中宮祠に着いたのが午後3時05分。 所要時間3時間10分。 これもそれほど写真も撮らずさっさと降りてきたつもりでこの時間。 そしてなんと下山開始時刻も到着時刻も昨年とほぼ同じ。 なんだこりゃ。ww すごく速いつもりでいたのになぁ~。
ちょっとその辺ががっかりでしたが、今回もしっかり登頂、下山できて良かったです。 ますます精進しなければ、と再確認しました。w
あ。 ハクサンシャクナゲ? また写真が多くなってしまったので、別エントリーであげたいと思います。m(_ _)m
登り15分の短縮は結構なもんですよ。
爆裂火口は凄い角度で落ち込んでいる所が有って、自然のパワーに圧倒されます。
良い感じ!
男体山山頂大剣でのシェー決まってますよ。
もう少し大きい写真で見たいくらいです。
私が登った時もこんな感じでした。
登山道の緑の袋に入った砂袋を見ながら登った時のようすが思い出させてもらいました。
この日私の知り合いの女性も単独で登ってましたLaylaさんが下山するのと同じくらいの時間に山頂に着いたのでスライドしたかも知れません。
写真を見ながらいよいよ私も男体山登って見たくなりました。
再び、1200m直登されたのですね。
何故、こんなつらい行程を選ぶのかと思いきや、男体山に対しての憧憬があったのですね。
一つの山に対しての、このような想いはいいものですね。
私も、10代の時に、友人と登った時の感動を思い出しますよ。
写真もいいですね。
特に針葉樹林の光芒、美しいですね。
次は駒ですか?
お蔭様で綺麗な写真の数々を楽しませて頂きました。
皆様のレポート拝見していると、早いだけが能じゃないって、そう感じる今日この頃です。
やっぱり山は楽しくなければ・・・シェー!
まー、年齢的にもそんなに進歩することはないと思うのですけど、
シャキシャキ登っていらっしゃる皆さんに少しは追いつきたいじゃないですか。
ちょっとがんばるわっ!(`・ω・´)
自然のパワー、そうですね。
なんかそういうすごいものの近くにちょっと居させてください、
って感じですよね。
なんか写真ではわかりにくいですが、
結構斜度もあるんですよね。
この日は三連休の最終日と言うこともあり、
たくさんの人が来ていました。
女性ソロの方も何人も見かけたので。。。
で、自分で言うのもなんですが、
男体山なのに女一人で登る人が結構いるものだな、
と感心しました。ww
うんうん、そうだよね~、辛かったよね~、でも青空!やっぱりここまで来て良かったあー、なんて思い出しながら読みました。辛いだけ? そうだったら誰も行かないでしょう、直登が苦手の私も、すごい達成感あったから、やっぱりみんなそうなのだろうな。
下から見ていたのより、雲の切れ間もあったようで良かったね。
毎年、タイムを縮めているのはすばらしいです。その調子(^^)
お互いに頑張りました~*\(^o^)/*
最近のscarabさんの活動、すごいですよ。w
しかも撮ってくるものが珍しいだけでなく、ちゃんと美しい。
わたし、男体山や先の前白根に登って
その集中力を保つ難しさを本当に感じました。
せっかくここまで登ってきて何やってるんだ、って。
体力ないからダメなんですね。。。
あと、撮影に時間もかかっちゃうから。
一回でピント合わせろ、って。w
>次は駒
そ、それは言ってはいけない言葉。ww
そりゃ、そうですね。
楽しいと感じることも人それぞれですからね~。
私もこう見えて歩きに徹したい、と思う日があったり、
やっぱりひとところでジーッと撮影していたい、
と思う日もあったりで。w
両方やりたいのが困りますね。ww
登頂成功おめでとうございます*\(^o^)/*
LaylaさんカッコイイU+2757U+FE0F