
2016年10月10日(月・祝)
姥ヶ平から望む那須岳(主峰茶臼岳 1,915m・日本百名山)
昨年に続き今年も行ってきました、那須姥ヶ平の紅葉。 毎週末お天気がはっきりしない予報の中みんなとの予定も立てづらいなぁ。。。と思っていると上の娘から「山に行こう!」と。 いつもの皆さんも三連休最終日、唯一お天気が良くなりそうなこの日はご家族との予定があるようなので、私も娘との山行は好都合! 行きましょう、行きましょう!o(^o^)o

三連休直前だというのに前泊のホテルも取れました。 が、やや矢板IC方面の宿だったため夕食は以前やまとそばさんから教えていただいた「そば膳あさひ」さん。 こちら、あの後結構利用させていただいています~! 今回私が頂いたのはおろしそば。(だっけ?w) 娘は鴨そば。 両方とも美味しかった~!w
さて、翌朝。 6時には沼原駐車場に着いた方が良いだろう、と出かけました。 が、着いたのは6時15分くらい。 駐車場は既にほぼ満車。 それでも駐車場内に停められましたけどね。 そして6時半ごろしゅっぱつ~!

予定では沼原~姥ヶ平~牛ヶ首~日の出平~沼原。 時間と体力が許せば茶臼岳。
で、日の出平への分岐を過ぎると登りがきつくなってきます。 ちなみに写真の方は娘ではありません。 娘は常に私の後ろからついてきたため、今回娘の写真はなし。w

きつい登りを過ぎるとあとは軽いアップダウンの道。 色づいて来た木々を楽しみながら、風もなくひんやりとした空気の中を快適に歩けました。 この日峠の茶屋から歩く予定だったやまとそばさん一家は、そちら側は強風のためヤメにして沼原から登られたそうで。 予定通り6時に駐車場についていればお会いできたかも、でした。 また、7時にはモモクリさん一家もいらしたそうで。w
でもこの日は皆さんご家族水入らずでしたし、何よりこのあと皆さんと一緒でなくて良かった事態が発生。(^o^;

だいぶ登ってきた所で娘が「調子悪い。」と言うのでどうしたものか、と思いました。 とりあえず「せっかくだからゆっくりで良いので姥ヶ平までは行ってみないか。」と尋ねると、「そうしてみる」と言うのでゆっくり、ゆっくり。

ここまで来ればあと少し。 「娘、がんばれっ!」と思いつつも「茶臼に雲がかかっているなぁ。 頼むから良い所見せてやってくれ~。」と思っていました。

姥様の所まで行けば座ってでも、横になってでも休める所があるので「早く着かないかなぁ。」と気が気でない気持ちでしたが、焦って速く歩いては逆効果ですから、ゆっくり、ゆっくり。

で、ようやく来ました、姥様ちょっと手前。 紅葉は昨年の圧倒するような紅色に比べるとオレンジがかった感じ。 遅かったのか、今年はこのような感じなのか。 濃いも薄いも年ごとに違うでしょうから、これはこれで。 空も予報の「晴れ」は少し外れたようで、雲多めでなおさら紅葉の色にハリが出ないのですが、それも仕方のないことです。

姥様に到着! 8:23a.m. 娘も歩けてホッとしました。 ベンチも空いており、座って熱いお湯でスープを作って食べさせました。 休憩が必要だと思ったので、食べ終わって少し様子を見てから私は一人で瓢箪池に向かいました。

時折陽も射し良い眺めです!

この辺から牛ヶ首にせり上がって行くような紅葉もいい感じです!

このような間を通り抜けて行けるのはうれしいですねぇ!

振り返るとこんな感じ。

そして瓢箪池手前で茶臼岳山頂が顔を出していたので急いで一枚! ちょっと間に合わなかったけど。w

さて、姥様に戻りましょう。

これが見られただけでもう最高!

朝日岳~隠居倉のほうでしょうか。 山頂はすっぽり雲の中。
娘もゆっくり休んだので姥ヶ平へ。

8時50分ごろに姥ヶ平に着きました。 牛ヶ首からはどんどん人が下りてきます。
娘が歩けるようになっていれば日の出平まで、と思っていましたが、
やはりピストンで戻るというので、再度姥ヶ平で休んでもらって、私一人牛ヶ首まで上がってきました。

時折すれ違い渋滞が発生するほどたくさんの人が下りてきます。

牛ヶ首までは行きませんでした。 そこそこの所で振り返るとこんな感じ。
まぁ、人が多いとは言っても数珠つなぎほどひどくはなく、良い天気の中みんな良い景色を楽しめたものと思います。

大倉山、三倉山の方の雲はなかなか晴れませんでしたが、
こちらは日も射してきて良い具合です。

さて、下りて行きましょう。
牛ヶ首まで登れば、高雄登山道方面の紅葉が美しかったようですが、見そこないました。

姥ヶ平にもどって9時55分ごろ。
娘と「帰ろうか。」と支度を始めると青空になりました!
娘もずっと座って茶臼岳を見ていたようですが、
「雲が流れたり、噴煙が上がるのを見て結構楽しかった。
写真家のおじさんが今年はいまいちなんだよと言っていたけど、きれいだったよね。」と。
良かった、良かった。(^O^)
娘が瓢箪池に行ってみたい、というのでもう一度寄ってきました。
下山し始め少しすると「だいぶ良くなってきた。」だって。 今頃かいっ!w
昼前に駐車場に戻ってしまったので、じゃ、お昼ごはんは美味しい物を食べに行こう!

で、行ってきました。 南ヶ丘牧場、ジンギスカン!
美味しかったよ~! 二人とも大もりごはんペロリと平らげました。w

もしかして南ヶ丘牧場に週末行ったのは初めてかもしれません。
未だかつて見たことが無いほどの入場者数で、ビックリしました!
昨年は多分平日のためハロウィーンのカボチャを売っていなかったのですが、
今年は大きなものから小さなものまで豊富にあったので、小さい物3個こうにゅ~!
この大きなオレンジのもほしかったなぁ~。 一個 1,000円の物で充分に大きくてカッコ良いの!

そして牧場内を見て歩き、季節限定栗ソフトクリームも頂いて、
板室グリーン・グリーンのお風呂に入って家路につきました。
ちなみに私たちはモモクリさんの奥さまと一緒にお風呂に入っていたようです。(/ω\)
娘は那須塩原駅 4:02発の新幹線に乗せました。 指定席は買えませんでしたが、5時過ぎには東京に到着です。
私は。。。那須辺りの高速道路が渋滞、その先栃木都賀JCTから佐野、埼玉辺りもちょこちょこと混んでいたので矢板まで下道で行くかなぁ~、と思ったら一般道も渋滞。 矢板についたのが5時半ごろ? その時点で東北道は栃木都賀JCTから羽生くらいまでつながっているようだったので、都賀西方SAに入り仮眠、ラインで遊び、お蕎麦食べて帰ってきました。 私のライン犠牲者の皆様、ありがとうございました。w

そしておうちで飾ったカボチャたち。 かわいいでしょ~! このカボチャが一個 100円ですよ! 本当にお買い得で、これだけでも那須に行った甲斐があった~っ!!\(^O^)/

2016年10月2日(日)
山に登りたかったが天気はどこも午後に雨が降りそうで。 奥日光の天気が深夜から午前9時まで曇りのない晴れマークだったから、ならば星撮りの練習に、と出かけました。
が、着くと結局雲が多くて。 一番晴れ渡った空でもPCに載せて見るとやはり薄い霧のような膜がかかった感じ。 さらに地上の光がその水分に拡散されるような感じでクリアには撮れませんでしたが、まぁ、でも星は見えているね。 本当はもっと長時間露光でグルグル廻っているやつ撮りたかったのだけど。

その後仮眠して朝8時ごろから歌ヶ浜周辺を。





この後湯ノ湖を一周して、この日は午前中で終了。

2016年8月9日(火)
前日8日、シュクルイのコルに建つヴィエイユ小屋に到着、モン・チェティフに登り小屋に宿泊。 夜はラックブラン小屋に続き星空の撮影をしたので寝たのは12時近くでしたが、こちらイタリア側から見るモンテ・ビアンコ山群は朝日を受ける位置にあるため、早朝撮影には絶好のロケーションです。 もちろんそのためにTL鈴木さんがシャモニーとクールマイユールを選んだわけです。
9日朝は4時ごろ(4時半ごろ?)小屋を出発して1時間ほど歩いた撮影地まで出発。 もちろん外はまだ真っ暗。 みんなヘッドランプを着けての暗闇歩き。 しかし、明るくなってくるとあいにくの空模様。。。
もっともこの旅行前には日程全てが悪天候予報だったのに、ここまで連日良い天気が続いたことは本当に幸運だったわけです。 最後の日の朝くらい天気が悪くったって文句は言えません。
上の写真は雲が濃くかかっている辺りがモンテ・ビアンコ山頂、手前右の針峰群がエギュ・ノアール・ド・プトレイ(プトレイの黒い針峰)。

右の方にダン・デ・ジュアン(Dent du Geant 4,013m)のある針峰群。 ダン・デ・ジュアンとは「巨人の歯」と言う意味だそうで、左の方に出っ張った岩峰のみをダン・デ・ジュアンと呼ぶそうです。 もちろんこのような岩峰に登りに来る人たちもたくさんいるわけです。

この日の夜明けが6時15分ごろ。 途中、講師の柏倉さんとTL鈴木さんがお湯を沸かして作ってくれたコーヒーをいただいたり、撮影の話などしながら、雲が切れて朝日が差し込むのではないか、空が焼けるのではないか、と待っていましたがそうなることはなく、むしろ小雨がぱらつき始め、日の出後急いで撤収、ということになりました。
それでも雲がかかった山を見るのも美しく、また気温も凍えるほど寒くはなく良かったです。 前日のモン・チェティフとは反対側の山の方に歩いて来られたので、違う山の景色も楽しめました。

帰り道、たくさんの黄色の花が咲いていました。
ウマノアシガタやウメバチソウ(のような花)もたくさん咲いていました。


小屋に戻って朝食です!
シリアルとパン。 シリアルにはヨーグルトとフルーツを乗せました。
すると飲み物にチョコレート登場!w

あんなに天気が悪かったのに空が晴れ渡ってきました!
なのでここで柏倉さんによるポートレート講習会を行い、
その後みんなで記念撮影もしました。

ヴィエイユ小屋も楽しかったな。 また来たいなぁ。。。

そして。。。山を下りて街へ向かいます。

ロープウェイを下りてすぐの所にクールマイユールの古い街並みが残された場所があります。
この日山には雲がかかっていたので、最終日でもありますし、
この後は街歩きとショッピングをすることに決まりました。

これは昔の洗濯場。

たぶん何かのお店でしょうが、きれいにしてあります。

普通のお宅のようでも玄関や窓にそれぞれ工夫された飾りがあったりします。

この道は車も通ります。

大通りに戻りました。 左上がモン・チェティフですよ。
この後お昼ご飯を食べ、バスで1時間ほど行った古代ローマ遺跡の街、アオスタへ向かいました。

紀元前25年、ローマ帝国軍により征服、支配されたこの地にはたくさんの古代ローマの遺跡が残されおり、
「アルプスのローマ」と呼ばれているそうです。
当時の遺跡をそのまま保存、活用している町並みは圧巻です。

メインストリートには高級ブランド店から地元のお土産屋さん、レストラン、ジェラート屋さんなど。

レストランの前にはこんなものが!
「触らないで!」とイタリア語、フランス語で書かれた紙が置かれていました。
TLから「荷物からは目を離さないで。」と言われましたが、
この展示物が荒らされていない様子を見ても「ものすごく危険な感じ」は無いように思われました。

旬のポルチーニ。 食べたかったなぁ。

通りの先にはアウグストゥスの凱旋門。

再びメインストリートを戻りながらショッピング。
ここには特産のフォンティーナチーズがあるとのこと。 少し買って持ち帰りましたが、さっぱりしていてそのまま食べても調理しても美味しかった!
また、刺繍や機織りの産地でもあるということで、可愛い布製品の小物もたくさん売られていました。

教会です。

大理石の柱が美しい。

こちらは入場料が必要ですが、古代遺跡の劇場が見られます。



古代遺跡の向こうには、天気が良ければこれまた圧巻の山々が望めるはずです。
ここは平地なので遠くの山は見えないそうですが、アオスタの街も周囲にはたくさんのスキーリゾートがあるそうで、
それらのリフトやゴンドラに乗ればスイス、イタリア、フランスの高い山々は一望だそうですよ。

お土産屋さん。

photo by Kさん
そして歩き疲れたらジェラート。w
イタリアですからピスタチオのジェラート。 それにカシューナッツも付けてダブルで濃厚。w
両手に持っていますが、ひとつはお友達のですよ。w

楽しかった一日も終わり最後の晩餐。
サラダ、ピザ、パスタ、デザート、をお腹いっぱい頂きました。
前菜はリゾットでした。 これがアルデンテでねぇ!
炭水化物多すぎでしたが、もう本当に美味しかった! やっぱりピザはイタリアだわ、って。w
これだけ毎日ハードだったのに、帰りはホテルまでルームメイトと走って帰りました。ww
食べ過ぎ解消&ちょっと寒かったのです。
翌日は旅程最後の日、9月10日(水)。 出発が朝4時だったか、3時半だったか。 早朝にホテルをバスで出発してスイスのチューリッヒ空港へ。 眠い目をこすりながら荷物を運んでバスの座席に着くのがようやっと。 思い出にふける間もなく眠り込んでしまったかも。
それでも途中目を覚ますと行きにも見たスイスの牧場の景色。 夜が明けたばかりの光の中で美しかったなぁ。 また来たいなぁ。 スイスも良いなぁ、などと思いながら。

photo by TL鈴木さん
ラックブランにて
始めは夢物語のように思えていたこの旅行でした。 小屋泊もあり、山も歩くのに荷物はどうするの?、山の標高は?、登る山にムリは無い?、撮影技術の高い人ばかりだったらどうする?、私のような者が参加して大丈夫なの?、家の都合は?、仕事の都合は?、などなど。
それを調べたり考えたり、周りに説明したりするのが実は面倒なことでもありました。 日々の生活すら忙しく、そんな余裕はない、と。
けれど、とりあえず仕事は夏休み中で夏期講習にも被らずにすむ。 家の事情もクリアになった時点で時間的な制約が無くなった時、このチャンスを逃すのは一生の後悔、と思い踏み切った。 今その決断は正しかったなぁ、と本当に思います。
確かに準備には手間もかかりましたし、下調べは充分には行えなかった。 けれどそれでも一生の良い思い出になった、と思います。
ツアーリーダー鈴木さんや講師の柏倉さんは「一生の思い出に残る一枚を撮りましょう!」と言ってくださいました。 それが撮れたかどうかはわかりませんが。。。以前も言ったように柏倉さんのシェズリー湖での星空の一枚はこのツアーに参加するきっかけとなり、自分でも撮りたかった一枚。 天も味方して撮れた一枚は今となれば奇跡の一枚とも思えます。 あの現場に立てて、あの写真を撮れたことが、この先も「とても幸せなことだった」という思い出として残って行くと思います。
今回柏倉さんのシェズリー湖での写真を見ていなければ、このツアーに参加することは無かったでしょう。 もしくは違う写真が紹介され、その場所に感銘を受けていれば、このツアーではなかったのかもしれません。 「訪ねて行く良い土地」は限りなくたくさんあるでしょうが、私にとってはその一枚が今回の旅との縁になってくれたわけです。
更にはツアーに参加すると「山での写真撮影が好き」という同じ気持ちを持っている仲間に会う事が出来た。
講師の柏倉さんは撮影技術面だけではなく、登山から何気ない話まで気さくに話を伺う事が出来た。
またツアーリーダーの鈴木さんは単なるツアーコンダクターではなく、山登りにも撮影にも精通され、何を聞いても的確に応え、私たちの世話をしてくれた。
現地のガイド白野さんは30年もシャモニーに住んでいらっしゃる経験豊富な山岳ガイドのみならず、人間的にも熱さと柔らかさを兼ね備えた本当に素晴らしい人だった。
素晴らしい景色はもとより、こういう方たちのお陰で旅行中の全てが快適で楽しく充実したものだった。

photo by TL鈴木さん
そして。。。思うのは。。。
海外旅行なので行くと決めるまでに細心の注意と決断とを要し、大金を支払い、現地に着くまでに過剰な期待を持ってしまう。 海外なのでもちろん日本とは違う風景、文化を感じ、刺激を受ける部分もたくさんある。 地球上に生まれた以上、できることであればより多くの国々を、地球のあちこちを見て歩きたいものだ、と思う。 昔熱く感じていたそのような思いを再燃させられた気がしている。
けど、日本にいたってやはり気持ちは同じなのだ。 移動距離や旅立つまでの緊張感は少ないので、過剰ほどの期待は持たないのかもしれないけれど、「登れるだろうか。」「あの花は咲いているだろうか。」「山頂に立ったらどんなだろう? あの山々は見られるだろうか?」「雪はあるだろうか?」「岩場は、ガレ場は、ザレ場はどんなだろうか?」などなど。 ドキドキしてはやる気持ちを抑えられず登山口に向かう気持ちはやっぱり同じなのである。
そして今まで「行けるわけないだろう。」と思っていた山々に連れて行ってくれた仲間たち。 みんなで行って、おしゃべりしながら歩いたり、お昼ご飯を食べたりしながら楽しい思いを分け与えてくれた仲間たち。
もちろん一人で山に入り、静かに、ひとつの花に何十分も時間をかけてじっくり撮ったりすることも楽しくて。 けどそれも今まで仲間が教えてくれた知識や経験が色々生かされている。
そういう方たちに巡り合えた縁がすべて土台となっているなぁ、感謝しなくてはなぁ、と思っています。
日本でもあちこち行きたい所は山だけに山ほどあって困りますが、私は仕事柄、時には海外に出て刺激を受けなければ、という事も実感しました。 基礎体力作りに合わせ、語学学習にも再度力を入れようと考えるこの頃です。(^o^;
果たしてどれだけ続き、効果がでますやら。。。
ダラダラと長くなった旅行記でしたが、読んでくださった皆様、ありがとうございました。m(_ _)m