物事の背後を見る

瞑想の時、どうしたら雑念を静めることが出来るかと、質問する人がたくさんいます。

一番良い方法は雑念にとりあわぬことです。

それを気にしないことですね。

それより、内在の神に心を集中することです。

この集中で心は深く強まり、少々の雑念などは消え失せ、神に向かう強力な祈りの力の前になすすべもないでしょう。

自己の全存在を神に集中すれば、他に何も望むことはなく、しみじみと神の愛がその人の心を満たします。

神に向かう心と一つになり、力と光がその人を満たすなら、他の一切は脱落し、人は神光に輝く生命力そのものとなりましょう。

人と付き合う場合も同じことです。

ちょっとした行き違いや問題がある時、それにとりあわず忘れた方がよろしい。

反対に、内在の神性の力に心を向けていれば、つまらぬごたごたは消えてしまいます。

悩んだり大騒ぎしたりして、時間を浪費しているわけです。

ちっぽけなもぐら塚を、大きな山にしてしまっているのです。

相手が悪いのだからと、仕返ししたい気持ちになったら、次の言葉を思い浮かべなさい。「自分が正しいなら、その報いは必ずあるもの、こう主は言われた」と。

安んじて身を神に任せていればいいのです。神法の働きに。

皆さんの隣人達もみんな同じように、生活のいろいろな問題で心を惑わしています。

それは自分でも理解できない欲や感情で、戸惑いしているのです。

みんな誰だって一生懸命です。

そこで、皆さんは物事の背後を見るように自分を訓練しなさい。

そうすれば、奥深く隠れている真実なものが見えてきます。

求めさえすれば、それは手近にあります。

そのことを心にとめておけば、貴方が静穏に、愛深く、親切な心をもって生きる助けとなりましょう。



悩みのほとんどは人間関係だと感じる。

イラっとすることがあると自分の中に溜め込み余計にモヤモヤして消化できない。

どこかに吐き出すことでバランスが取れることもあるけれど

物事の表面だけで判断せず背後を見ることができたら。これはほんと訓練だわ。

上っ面の下を見れるように。