スピリチュアリズムに出会い
生き方が180度かわりました
シルバーバーチの霊訓を人生の指針としています
今のあなたの高さ、霊的な高さが、死後の永遠の宝となります、私はこれまで私が知り得た限りの摂理を披露しているだけです。
私にできるのは、この霊的な人生哲学の基本の基本を力説するだけです。
そして、敢えて断言しますが、いま私が述べたことは、不変・絶対の真理です。
人間がその基本的霊的真理に則って生活すれば、地上で享受できるかぎりの生き甲斐ある豊かさを手にすることができます。
反対にそれを無視した生活を送れば、その生活は内的な面に関する限り空虚で無意味なものとなります。
魂、霊、それがあなたの永遠の所有物です。
それがあなたの本来の実像であり、肉体を捨てたあとに残るのはそれだけです」
奉仕の仕事に嫌気がさしてはなりません。
奉仕は霊の通貨(コイン)のようなものです。
神が発行される万人共通の通貨です。
あなた方の仕事にとって必要な力は用意されています。
しかし一度に大きな仕事を成就しようとしてはいけません。
今日は今日できることだけをして、明日やるべきことは今日は忘れることです。
力に限界が来たら無理して出そうとするより補給することを考えなさい。
その方が無理をしてその乏しいエネルギーを使い果たし、結局は仕事を全面的に休止しなければならなくなるよりはましです。
どの分野であろうと、人のために尽くす仕事に携わる人が時には嫌気がさし、疲れを覚え、不快に思うことがあることは私も承知しております。
もう駄目かと思えることもあるでしょう。
しかし道は必ず開けます。
霊的真理、霊的事実は最後には勝つのです。
貪欲、利己主義、残酷、粗暴、過酷、邪悪、こうしたものは全て一掃されねばなりませんし、きっと一掃される時が来ます。
そして人間同士の平和だけでなく、人間と他の創造物とが調和し一体となって進化の道を歩むことになることでしょう。
苦が全てというわけではありません。
人生の一部でしかありません。
しかし、苦のない世界はありません。
苦しみと困難があることが進化の必須の条件なのです。
あなた方の住む世界は完全ではありません。
身体も完全ではありません。
ただし、魂の内部には完全性の種子を秘めております。
人生の目的はその種子を発芽させ発達させ、その完全性を賦与してくれた根源へ向けて少しずつ近づいて行くことです。
この巨大な宇宙組織の内面には進化の機構を操るエネルギーの相互作用があります。
生命はじっとしておりません。
生命の世界には絶え間なく増幅していく円運動または螺旋(らせん)運動の形での発達があります。
その全機構がどう働いているかを察知できるようになるのは、人生の目的を悟った暁のことです。
今の時代に最も必要なのは、
簡単な基本的真理ー墓場の向こうにも生活があること、
人間は決して孤独な存在ではなく、
見捨てられることもないこと、
宇宙のすみずみまで大霊の愛の温もりを持つ慈悲ぶかい力が行きわたっていて、
一人ひとりに導きを与えていること、
それだけです。
あなたがこの地上に生をうけたのは、果たすべき宿命があるからです。
地上を去るまでに成就すべきことがあるからです。
あなたは実に大きな貢献をなす立場におられます。
多くの恵まれない人々が光明を見出す──つまり理解力を身につける一助となり、より大きな自由を獲得させてくれる霊的エネルギーの存在に目覚めさせてあげる仲立ちとなることができるからです。
その役目に徹することです。
そうすれば他のすべてのことも自然にうまく行きます。
あなたは何一つ心配なさることはありません。
あなたを包み、あなたを導いてくれる愛が鉄壁の守りを固めており、あなた自身のわがままから間違った方向へ進まないかぎり、あなたほどの知識と理解力があれば決して道に迷われることはないでしょう。
いかがですか、自分を包みこむ大きな愛の力を意識されることがありますか」
「いつも忝(かたじけな)く思っております」
「あなたは私どもの世界から大いなる愛を受けておられます。
かつて偉大なる奉仕の生活を送った霊で、私たちが〝光り輝く存在〟と呼んでいる人たちによって守られております。
私が時おり思うことは、地上の人間───その中でもせめてこうした霊的知識を手にされた方々にその〝光り輝く存在〟をひと目ご覧に入れてあげられたら、ということです。
人間の進歩をわがことのように喜び、挫折をわがことのように嘆き悲しみながらも、人間の霊的進化とその豊かな実りの時期(とき)の到来を確信して、日夜守護し支援しております。
あなたもコツコツとよく頑張ってこられました。
いろいろと苦労されました。
涙を流されたこともありました。
悩み苦しまれたこともありました。
すべてに見放され、誰からも顧みられず、絶望の状態に置かれた時の魂の孤独がいかなるものであるかも知っておられます。
また一方、めったに味わう人のない高い魂の高揚も味わってこられました。
絶望の底ものぞかれました。
魂と言うものは〝ゲッセマネの園〟を耐えしのぶまでは〝変容の丘〟にのぼり着くことはできないのです」