
第24番興導寺は、空也上人の開基とされ桜八幡社の別当でもあります。踊り念仏で知られる空也上人は
生涯一介の修行僧として諸国を遍歴し、九州に上陸して興導寺を創建されたといわれています。
本尊は地蔵菩薩をお祀りし「火燃地蔵(ひともしじぞう)」として古くより信仰されてまいりました。
平素は地蔵堂に安置されており秘仏となっております。六十年に一度の御開帳として今日まで受け継がれております。
第25番神宮寺は、お寺の名前からもわかるように、神宮と深い関わりのあるお寺です。
本尊は不動明王をお祀りしており、文化財なども多数所有し当時の勢力がうかがえますが、
中でもひときわ目を引くのが八体の焼け仏です。修正鬼会の残り火で御堂が火事になった際に何とか焼け残った仏像です。
どれも立派な仏像であったことは一木造の大きさから想像できます。現在は本堂向かい側の収蔵庫にお祀りされております。


興満山 興導寺。


大嶽山 神宮寺。

パンフレットより。

パンフレットより。