広島の通訳ガイドのひとりごと

新ブログ
http://kajimama.exblog.jp/

スペイン語の先生

2006年07月01日 | 言葉
やっと線過去(過去に連続してあった事を言うときの表現・・・らしい)に入り、各自の子ども時代の思い出なんぞを話す事になる。
(陰の声)え??まだあるの?過去形もあと2つあるらしいし、未来形も・・許容範囲を超えまくりですわ・・

先生の略歴を初めて知る。
キューバ出身なんだけれど、お父さんの仕事の都合で旧ソビエト連邦で小学生時代を過ごす。任期を終えた家族はキューバに戻るが彼女はロシアの大学に進み、ロシア文学及びロシア語で学士を取得。

キューバに戻りハバナ大学でロシア語を教えるが、ソ連との関係が絶たれロシア語を学ぶ人がいなくなる。そんな時、日本大使館でシニアボランティアによる日本語教育が無料で始まる。言語に興味がある彼女は日本語クラスに参加。でも、スペイン語も英語も話せない講師のもと、ひらがな、カタカナが立て続けに出てきて、何度もギブアップしそうになったとか。

その先生の「英語もロシア語もポルトガル語もできるのだから、日本語ができないわけがない・・」と言われ3年間通学。そのうちにバハマ大学に日本語学科ができ、そこで初級クラスを教える。

埼玉にある日本語学校に3ヶ月入り、広大の修士課程に合格したとのこと。それから10年以上の日本生活が始まる。

こんな優秀な人が、我々のような「趣味のスペイン語超初心者コース」を担当してていいのだろうか?もったいないような気がする。

それに羨ましいような経歴。自伝が書けますよ。それに比べると・・・平々凡々・・・

この先生、日本では決して見つからないようなショッキングピンクとか・・南国色、インコの色の服で現れる。これがね・・似合うのよね。

「ロシア好きでした?」の質問に「No、寒くてどこにも行けないし、果物ないし・・・あってもリンゴとぶどうでしょ、すごく高いのよ・・」だそうです。ま、ロシアにトロピカルフルーツはありませんわねー。先生、マンゴが大好物だそうですから・・・

最新の画像もっと見る