『さよなら渓谷』(2013)
大森立嗣監督、真木よう子さん、大西信満さん、大森南朋さん出演。
【STORY】
幼児が殺害された事件をきっかけに暴かれる一組の夫婦の衝撃的な秘密を描きながら、男女の愛と絆を問う。
キャッチコピーは「ごく普通に見える夫婦。だがふたりは残酷な事件の被害者と加害者だった―。」であり、ネタバレを含んだこのキャッチコピーは議論を呼んだ。(Wikipediaより)
【感想レビュー】@theater
ラスト、思わず唸りました。
そもそも、キャッチコピーからして、ネタバレもいいところでしたし、観る前からもう既にある程度知ったつもりで観始める事に…
(登場人物達がこの夫婦の秘密に気付く前に知っている変な感覚がありました…。)
真木よう子さんの過激な濡れ場も、以前から凄い話題になっていましたし。
(確かに過激だった…。でも力強くてとっても美しかったです。刹那的でした…切なくなりました。でも言葉以上に何か訴えるものがありました。)
ドラマ『それでも生きてゆく』のテーマとの類似性を感じます。
主要な登場人物達の置かれている設定が、あまりに身近でない為、共感するなどという事はなかなかに難しいのですが、その感覚の隔たりを埋める役割りを、大森南朋さん演じる記者がしていたと思います。
彼は、必死に埋めようとします。
かつてのレイプ事件の加害者の男と自分との隔たりを。
そうして、ラストのラスト、彼が言った台詞…。
愚問でした。
あぁ、やっぱりそういう事か、妙に合点がいきました。
その台詞を聞くまでは、腑に落ちない漠然とした気持ちでモヤモヤしておりましたが…。
結局、この一組の男女の間に流れるものに、誰も共感など出来ないし、分かるはずもないし、分かって欲しいとも思っていない。
事件の当事者である被害者と加害者の彼らのみが、否応無く一番の関係者であって、そこには誰も入り込めない…。
ラストの大森さんの愚問過ぎる台詞に、結局当事者達にしか分からない…。
でも知って欲しい。
そういう思いをしている人達が、世の中には沢山沢山居るいうメッセージを感じました。
痛烈に思い知らされました。
大森立嗣監督、真木よう子さん、大西信満さん、大森南朋さん出演。
【STORY】
幼児が殺害された事件をきっかけに暴かれる一組の夫婦の衝撃的な秘密を描きながら、男女の愛と絆を問う。
キャッチコピーは「ごく普通に見える夫婦。だがふたりは残酷な事件の被害者と加害者だった―。」であり、ネタバレを含んだこのキャッチコピーは議論を呼んだ。(Wikipediaより)
【感想レビュー】@theater
ラスト、思わず唸りました。
そもそも、キャッチコピーからして、ネタバレもいいところでしたし、観る前からもう既にある程度知ったつもりで観始める事に…
(登場人物達がこの夫婦の秘密に気付く前に知っている変な感覚がありました…。)
真木よう子さんの過激な濡れ場も、以前から凄い話題になっていましたし。
(確かに過激だった…。でも力強くてとっても美しかったです。刹那的でした…切なくなりました。でも言葉以上に何か訴えるものがありました。)
ドラマ『それでも生きてゆく』のテーマとの類似性を感じます。
主要な登場人物達の置かれている設定が、あまりに身近でない為、共感するなどという事はなかなかに難しいのですが、その感覚の隔たりを埋める役割りを、大森南朋さん演じる記者がしていたと思います。
彼は、必死に埋めようとします。
かつてのレイプ事件の加害者の男と自分との隔たりを。
そうして、ラストのラスト、彼が言った台詞…。
愚問でした。
あぁ、やっぱりそういう事か、妙に合点がいきました。
その台詞を聞くまでは、腑に落ちない漠然とした気持ちでモヤモヤしておりましたが…。
結局、この一組の男女の間に流れるものに、誰も共感など出来ないし、分かるはずもないし、分かって欲しいとも思っていない。
事件の当事者である被害者と加害者の彼らのみが、否応無く一番の関係者であって、そこには誰も入り込めない…。
ラストの大森さんの愚問過ぎる台詞に、結局当事者達にしか分からない…。
でも知って欲しい。
そういう思いをしている人達が、世の中には沢山沢山居るいうメッセージを感じました。
痛烈に思い知らされました。