☆映画の旅の途中☆

色んな映画をどんどん観る旅

『ラスト、コーション』(2007)

2013年10月26日 | 西洋/中東/アジア/他(1990年以降)
『ラスト、コーション』(2007)

アン・リー監督、トニー・レオンさん(イー)、タン・ウェイさん(ワン・チアチー/マイ夫人)、ジョアン・チェンさん(イー夫人)出演。


【STORY】
第二次世界大戦中、日本軍による事実上の占領下となっていた香港と上海を舞台に、日本の傀儡政権である汪兆銘政権の下で、抗日組織の弾圧を任務とする特務機関員の暗殺計画をめぐって、暗殺を目論む女スパイ(工作員)と、暗殺対象となった特務機関員との間に芽生えた愛情のゆくえを描いた物語。(Wikipediaより)

【感想レビュー】
これは…
長編小説をじっくり読んだような後のような気分です。

政府の要人と女スパイの組合せも、第二次世界大戦中の日本軍の占領下という不穏な時代においては、至極自然な感じでした。

ギリギリの性描写のシーン。
ん?…ギリギリ…果たしてギリギリ何だろうか!?!?
うーん、もう色々出てマス。

激しい性描写でしたが、ただのサービスシーンという訳ではありませんでした。

かと言って、官能的というのとも何か違うように思いました。
言葉に出来ない想いを身体でぶつけ合うもう一つの言葉での対話のようにも思えたし、、いやいや、そんな崇高なものでもないだろう…とも思えました

何なんだろう、この感覚は
…何なんでしょう。。

全てが小説のようだったのです
だからきっと、どんなシーンもちょっと磨りガラス越しに観たような感覚なのです
でもそこが良かったのですけれども!

あ…ただ一つ、生々しさを感じたのは…激しい濡れ場のシーンのタン・ウェイさんの腋毛が、妙に艶かしかったです…
そこだけがリアルに思えました。。

あと、トニーさんが車中にダイブするシーン!!
一目散に逃げるとこはちょっと引いてしまったけど…あのダイブするシーンが観れたから満足なのです