職場の職員駐車場の横を通って森に入っていくのが
野犬一家のルーティーンなのだけど
野犬って本当に人に懐かないんだなあ~。
以前、一頭が片足を怪我して狩りが難しかったのかな
骨が浮き出るくらいにゲッソリしていたから
お菓子を投げてやったら食べたのよね。
その後、何度かお菓子をあげているうちに元気になって
今では怪我も回復して、プリプリしてる(笑)。
でもね、恩を完全に忘れていて
私が近づくと、ささっと逃げるのよね。
野犬は人に懐かないって聞いていたけど本当でした ^-^;
さて、昨日の用事の帰りに華山(下関市)の麓に寄りました。
サンシチソウがちょうど咲いているだろうと思ったからですね。
奥山の古刹、神上寺
華山登山口のひとつです。
昔は野犬がたくさんいて、華山登山のさいには必ずあとをつけてきたものです。
一定の距離を保ちながら、ずっとついてくるんですよね。
(野犬というよりも逃げ出した猟犬かもしれない)
しかし、ここ近年はまったく見かけなくなりました。
その代わりにクマが出没するようになりましたね~。
野犬が抑止力になっていたのでしょうか。
市内ではもっとも目撃情報が集中している地域になりますし
ほかほかのウ〇コも落ちてます (;´Д`);
今年は県内でもクマに襲われたというニュースが後を絶ちませんので
正直、怖いですよ。
こんなのに襲われたら、ひとたまりもないわな。。
何というキノコなのか分かりませんが、私が探しているのとは違う。
ずっとシカのウ〇コに生えるキノコを探し続けています。
(そんなキノコってあるのかな?)
ウマやウシのウ〇コに生える種類があるのだから
可能性はあるでしょ?
ねっ
そしてサンシチソウの群生地へ。
かなり薄暗い林床です。
群生地とはいっても、一面にというほど数があるわけではありません。
毎年確認しているけど、まったく増えてはいないし減ってもいない。
サンシチソウの学名はギヌラ・ジャポニカですが
中国や台湾などに自生する多年草で
日本へは薬草として江戸時代初期に渡来した帰化植物になります。
かつては民間薬として利用されていましたが
今となっては滅多に見かけることのないレア帰化植物です ^-^;
私はここ以外に生えている場所を知らないな~。
かつての里山の生き残りかもしれませんし
修験者が植えたのかもしれない
ちなみに沖縄などで伝統野菜として栽培されているスイゼンジナ
(ギヌラ。ビカラー)も同じ仲間です。
スイゼンジナ
サンシチソウは秋咲きですが、スイゼンジナは春咲き。
この花にアサギマダラが飛来するので
近年、花のほうも注目されるようになりました。
シカはサンシチソウを食わないみたいね。