先日の新聞に「清水誠 無縁仏の危機」と言うタイトルの記事が出ていた。
場所は織田信長の娘玉泉院の菩提寺玉泉寺。
玉泉寺といえば亀の川登の「神社巡り」で度々訪れた泉野菅原神社のとなり。
そう言えば、つい先ごろ訪れた時、境内にあるお墓に軒並に張り紙がされて事を思い出した。
名乗り出なければ無縁仏として整理させてもらいますとの内容。
その中に大きな墓があった。「正七位 清水誠墓」と書かれていた。
その時は「正七位」の意味が分からなっかったので、偉い兵隊さんの墓かなー ぐらいに思っていた。
それが今度の新聞報道である。
今度、近くを通る機会があったので寄ってみた。
清水誠
国産マッチの祖で、日本初の「金星の太陽面通過」の写真撮影に成功した加賀藩士。と報道されている。
私は凄い科学者のお墓の前に立っているんだな~と感銘した。
これが来年1月11日まで持ち主が現れないとお寺の隅っこに他の無縁仏と一緒に捨てられる???のかな~。
帰って写真を改めてみると札が外されているのに気が付く。
親族は遠くにいて地元には誰もいないそうだ。
無縁仏?
殆どの墓には鉢巻されている。
札には
と書いてある。
年々無縁仏が増えて行って、多い時は石川県内で年間100件以上の無縁仏がでるそうだ。
玉泉寺は古びたお寺で今は誰も住んではおらず、住職も富山市の浄禅寺の福島那祥さんが住職を兼ねている。
かつてはすぐ後ろにある野町小学校の敷地も玉泉寺の境内だった。
野町小学校
この写真の左側が泉野菅原神社。
玉泉寺とこの前出来たばかりの泉野菅原神社の社殿
今年の春完成した泉野菅原神社の社殿