来し方、行く末に思いを続けて…
日記 … Kametarou Blog
生活保護も抑制
少しでも生活保護受給者を減らす、そのためにいろいろ難しい条件をつけて門前払いを食らわせる、さらに保護費を大幅に減らすということだ。
不正受給者が増えたとか、全体の予算が少ないのだからこの保護費も削減しなければならない、などという世論がつくられてきている。
憲法第25条はいうまでもなく「生活権の保障」をうたっている。国による国民生活の保障は憲法の理念を最低限の基準で実施していることだろう。
生活保護削減の政策は、この憲法の理念を自壊させることになり、国民のセーフティネットをどんどん縮めていくことになる。さらにひいては国民の所得水準全体を切り下げることになることもまたはっきりしている。
物価上昇が進み、社会保障が切り下げられていく中で、生活保護でしか生活することのできない人たち(弱者)はますます追い詰められていく社会だ。弱者から次第に弱者でない人たちへ犠牲の波は広がる。
アベノミクスの展開の一場面だろう。かつて「貧乏人は麦を食え」と言った政治家がいたが、いままたこの狙いは具体化されていく。
こういう動きが進むにもかかわらず次の国政選挙は政権与党が多数を占めるだろうと予想されている。
日本国民はどうかしているのではないか、と感じないわけにはいかない。
今日北海道新聞朝刊は見開き2ページを「日本国憲法」全文に当てた。
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