秋風と雷

昼間は、まだ30度ちかい。しかし夕方になるともう秋。冷たい(涼しい)風が吹き出した。上着が必要という感じになる。
それにしても今年は暑かった。やはり「自然」の歯車はちょっと狂いだしてきた。北海道の夏ではなくなりつつあったという感じがする。

一昨日の夜、すごい雷があった。昨日、授業で「昔の人は『怖さ』を『地震・雷・火事・親父』と表現していた」ということを言ったら、知らない生徒が多い。地震と雷や火事は特に言われなくとも怖い現象だが、親父がどうしてこれに次ぐのだ、という。
「君たちの親父は怖くないのか」と聞くと、「怖いわけがない」というのがほぼ全員の声。「むしろお母さんの方が怖い」という。

今の親父は子どもから「畏敬」の念で迎えられてはいない。「怖さ」が「畏敬」と同じであるわけがないから、そういう表現は間違いだろうが、それにしても父親は一昔前のように「怖い存在」「自分の心のぶれをおさえる暗黙の心棒」というような存在ではなくなった。親しみがあり、経済的なサポーターである。しかし父親が身近にいない人も少なくない。私もそうだったから、あまり父親(親父)を話題にしてはまずいみたいだ。

 

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