領土問題と外交

中国との間で尖閣列島をめぐって問題が深刻化しかかっている。領土問題は、韓国ともロシアともあることは周知のとおりだ。
思うのは、日本はとにかく外国に対してはパッとしない。どうして腰をいれた発言を「毅然と」しないのか、もどかしい。大ごとにはしたくない、という思いが、政府担当者にあることははっきりしているが、どうして日本の歴史的な経緯(それぞれの領土の正当性)を堂々とかかげ主張しないのか、分からない。尖閣列島など、日本の領土以外のなにものでもあるまい。多分中国はどんどん横やりをいれて弱腰日本に迫ってくるだろう。政府は「粛々と」といいながら後退し続ける。

平和外交というのは、要するに言葉と態度、外交力量を高めることが最大の担保である。韓国との竹島についても、いいようにされていないか。
それは何も隣国との関係だけではなく、アメリカとも同じだ。「普天間基地」も、どうして毅然とする態度でアメリカに当たれないのか、すべてがこの調子だから、実にはがゆい。

憲法前文でいう「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成するために誓う」ことを、まず指導者(政権担当者)が身をもって示すべきではないだろうか。そうすれば国民は政府を支持することになるだろう。
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