NHKの新会長の話

NHKの新しい会長は籾井(もみい)勝人という人だ。昨日の発言が報道されている。

「戦争地域には(慰安婦問題)どこにもあったと思う。慰安婦そのものは今のモラルでは悪い。現実にあったはずだということだ。なぜオランダに今も(売春街を示す)飾り窓があるのか。韓国は日本だけが強制連行したように言うから話がややこしい。日韓基本条約で(補償問題は)全部解決している」。

他に靖国参拝問題や特定秘密保護法、その他についても発言があったが、この慰安婦問題についての発言だけでも、NHKのトップとしてバカではないか、と思われる。日本政府はかつてこの件については「軍の関与を認め謝罪」しているのである。つまり、「どこにでもあった問題」などといえるレベルではない。これだけとっても不見識であることが分かる。こういうことを堂々といえるバカな人がNHKのトップとは恐ろしい。

政府の立場で発言するとも言っているが、これは報道では領土問題関連であるが、すべてこういう立場から、NHKは報道することになるだろうと想像するに難くない。

NHKが政府のご用機関になり、言論の機関であることをやめてしまいそうだ。

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