アメリカの銃規制は不可能?

またアメリカで、銃による多数の犠牲者を出す事件がおこった。この19歳の加害者は元学生だったという。報道されない事件も含めるとほぼ毎日のように銃による殺害事件が起こっているとのこと。
昨年はラスベガスで59人が犠牲になるという乱射事件があった。これらの事件の加害者の多くは人を殺すことに興味をもったといった類いの動機のようだ。必ず警察当局は「事件を起こした動機を詳細に…」というが、動機はともあれ銃規制を行うことのできないアメリカ社会はどうしたものだろう? 全く理解に苦しむ。

事件は人が起こしたのであり銃が勝手におこしたのではない、などといって規制しない理由をいっているようだが、そういうヘリクツの類いがまだはばをきかせているのか。

北朝鮮が核を放棄しない、ことを攻撃しているが、大して理由もないのに一般国民が機関銃のような武器を所有することが許されることから、北朝鮮を抗議できないだろう。日本社会では、幸いなことに銃の類いを一般市民が自由にあつかったり所有したりできない。豊臣秀吉の「刀狩り」政策のおかげだといえるのかも知れないし、江戸時代の幕府による百姓への徹底した収奪政策(一揆抑圧も含め)があったからだともいえるかも知れないが、やはり安心して暮らせることの第一の要因は、人殺し道具は徹底的に規制されてしかるべきだろう。
アメリカはそういう政策を推進できないとすれば、独立戦争以前の水準だとバカにされていいのかな。

トランプの第一の子分(失礼!)と思われている安部さんは、せめて「銃規制を積極的に推進しなければアメリカは世界の笑いものになるよ」的なことを、はっきりと忠告してあげることが必要なのではないのか、と切に思うのだが。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 東洋医療 オリンピック... »