和寒町での入学式で感じたことなど

私の故郷でもあるし、わが高校の本部がある町でもある和寒町の小中学校の入学式が行われたので、これに「来賓」としてお祝いのために列席した。

小学校も中学校も新入生は(どこの学校でもそうであるが)みな少々緊張しながら「新しい自分の舞台ができたのだ」という気持ちを浮かべて、またういういしく席につき上級生に拍手でおくられて自分の教室にもどっていく。

しかし感じたのは、わが故郷の学校が昔とくらべてあまりにも子どもの数が減っていることだ。小中学校ともに新入生は20名前後だ。私たちのころ(昭和20年代)、小学校は10校前後あったのではないか、私の小学校も40人前後の生徒がいた。また中学校も40人クラスで4学級はあったと思う。

こんなことは和寒だけではないし、大都市をのぞけば大なり小なり似たような様相だろう。日本がどんどん縮小されていく。しかし札幌でも子どもの減少は進みそうだが。

そしえ為政者はどの場合でも「地方の活性化」などを口にする。どうしたらいいのかなんとも分からないが、これは多分行き着くところまでいくのだろう。その昔ゲルマン民族が他民族を圧倒して今のヨーロッパ諸国の基礎をつくったように、別の民族的、国家的な展開が、我が日本の国土でも行われていくのかも知れない。しばらくは外国人がまず労働力として移住してくることを歓迎する、などのプロセスが進むのだろう。

私たちの次の世代で、(つまり数十年先で)このような民族移動的なステージが、わが日本でも行われていくのだろう。
小中学校の入学式に参列して感じたこと。
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